まずは5位から。

アヤソフィア、ブルーモスクの外観だけで旅情に浸れる上に、トプカプ宮殿の充実ぶりにも圧巻された上に、夜はすてきにライトアップ。屋上のテラスから眺める旧市街の景色と遠くに聞こえる人々の喧騒を聴きながら風に吹かれて寝る夜は格別。
シュレイマニエジャーミィが一番良かった。


一体誰がこんな最果ての地までやってくるのだろうかと思ったけど、地球の歩き方のわずかな地図が見事に正確で驚いた。あいにくの強風で優雅にゴロ寝はできなかったけど、日本からはあまりにも現実離れした地球の片隅に一人でいることに得も言われぬ開放感を噛み締めた。そしてビーチのそばには集落が点在し、屋根もない家の下で葉を編んで何か作っている女性が、私たちのバスに向かって笑顔で手を振る姿が実に印象的。




ここに行きたくてトルコ旅行を決めたくらいだからたどり着いた時は幸せをかみしめたけど、熱でうなされていたので即寝てしまい、もったいない時間の過ごし方をしちゃった大反省の顛末。

夜中に見たこともない昆虫が部屋にいたので怖くて蚊帳かぶって寝た。

そして栄えある第一位は・・・

当時出発の一週間前に気球墜落事件が起きたばかりだったけど、一番信頼できそうなエージェンシーにお願いして飛んだ。朝はまだ寒かったけど、そのうち山の向こうから出てきた太陽の暖かさに感動。鳥の鳴き声しか聞こえない無音の世界。奇岩群の谷間はオアシスのように小さな木々が生えていたり岩肌のザラザラした表面や、ゴミ一つ落ちていない谷間のきれいな風景を、気球のカゴから身を乗り出して眺めた。

見てお分かりの通り、圧倒的にランキング上位は地方ですね、地方!!
トルコの良さは地方にあり、と個人的には強く言いたい。
そしてランキング番外編、忘れられない出来事はやっぱりここ。

パムッカレのてっぺんで高熱にうなされダウンした場所。しかも死ぬ程暑くて干涸びて死ぬかと思ったほんとに。今でもテレビや雑誌でパムッカレを目にするとこの時のことを鮮明に思い出す。
私をちょろまかそうとした休憩所のオヤジさん、元気かな。


考えてみたらトルコで一番おいしかったと心の底から思った料理はこれだった。いくらラムは好物だと言っても、毎日毎日お肉ばっかり食べられない。トルコ料理定番のぶどうの葉で巻いたピラフなんて、そういえばカッパドキア以外では見かけなかった。

ちなみにこの景色を見ながら食べたからなおのこと格別だったのかも。


一番嬉しかったのは絨毯。これはトルクメキスタン製だとのことだけどまあいい。

以上でーす。
というわけでトルコ旅、終了!
長いことおつきあい頂いたみなさま、どうもありがとうございました。
