世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

トプカプ宮殿

トプカプ宮殿とは、オスマントルコ時代の王、スルタンの住居だったところです。
トルコが最も強かった時代の謳歌をかいま見ることができます。
初めに言っておきますが、ここはトルコでもはずしちゃならんところです。
西にスペインのアルハンブラがあるならば、東はトルコのトプカプ宮殿、と言いたくなるくらいすばらしい建築でした。想像以上でした。

トプカプ宮殿は住居が大きく二つに分かれています。
なんといっても、特筆すべきは「ハーレム」。
そしてその周りを囲むように様々な部屋が付随しているのですが、ハーレムは別格でした。



さて、去年はタイムオーバーでおさらばしたお庭を再び歩く。
この道の向こうに正門があります。

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(去年の5月はこんな感じ)

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正門(去年の写真)


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あえて日本語音声ガイドを借りました。
そうしたら、身代わりにパスポートを預けなければならず、しかも同じように各国の観光客のパスポートがむき出しに置かれていてかなり不安になりました。
(返却時は無事に戻ってきましたがずっとむき出し状態でした)

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あー、これは。。。


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バラですね。

あの大輪のバラも休閑期。
きれいに切断されて、春の芽吹きを待っています。



宮殿入り口に到着。

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スルタンは儀式の時にはこの門の前で行ったそうです。
大きな横長の台座に座っていたんですって(立たずに)。
儀式を宮殿の外でやるということは、ここの宮殿はよっぽどの家臣しか入れなかったんですね。


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これは食堂。
煙突のついているところがそう。


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食堂も宮殿の外にある。
内部をぜひとも見たいところでしたが、残念ながら現在非公開でした。

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こういうレンガ造りの外壁とか、つい触ってみたくなります。
当時のままの状態なんだろうかと考えると深い感動を覚えます。


庭をはさんだ食堂の向かい側にもなにかあるので行ってみます。

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すごいですね。

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音声ガイドしてたのにもう忘れちゃったよ。
なんだっけな。

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この辺は最近になって塗り直してますね。
意外とヨーロッパ技法が浸透していておどろきました。


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お部屋があったので入ってみました。


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確かここは待合室か、接見の間とか、そんな感じでした。


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あまりにも内部が金ピカだったので、観光客がみんな記念写真撮ってました。
(最近はガイジンさんも日本人以上に写真撮りまくるようになりました)

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なぜか、ロシア正教の教会内部を連想してしまう。



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さて、宮殿内部に入ります。


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この右側に宝物館がずらりと並んでいますが、内部は撮影禁止。

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これ、スルタンの衣装です!!(隠し撮り)

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見事な刺繍だった。
シルクでしょ。
光沢感、はんぱない。

それにしても小柄な体格がうかがえる。
やっぱり昔の人はみんなそうだったのですね。


宝物館があまりにもおもしろくて、音声ガイドで一つ一つじっくりまわる。
スルタンの台座はオークの木と貝であしらった見事な作品でした。
木をまた細かい彫刻刀みたいなので彫ってキレイな花柄に仕立て上がってるんですが、王様の台座だけあって細心の注意と気を遣った様子が手に取ってわかるような気がして、そう考えるとなかなか興味深い。
刀にもルビーだのサファイアなどがくっついていておもしろかったです。
(これが決闘で血だらけになったらやじゃないですか?いや、ただの飾りか)

撮影禁止なもんで写真なし。





外にでます。

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中庭。

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ここ入ろうとしたら入り口の警備員に「NO PICTURE PLEASE!!」と言われた。



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はいはい、わかりました。
撮りませんから安心してください。


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内部はすごいモザイクタイルの結晶といわんばかりの見事なお部屋でした。
(これ、まさか隠し撮っちゃったのかな?覚えてない)


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ガイドには、この回廊の隅には香炉を置く場所があって、つねに良い香りが蔓延していたと書いてありました。いいですね、エキゾチックな香りが漂っていたのではないかと思います。


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さて、お次はハーレムです。


ハーレムへの入り口は宮殿の中にあって、入場も音声ガイドも別料金なんですが、絶対に行くべき。
ここ外してトプカプ宮殿は語れません。
私はあまり期待してなかったので音声ガイドを借りませんでしたが、あとで死ぬほど後悔しました。


ではそれは次回に続く。