世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

湖畔のレストラン

ここは今回のローマ旅行でヌメロウノ(No.1)に輝くイタリア料理のお店でした。


HPをみるとどうも釣り堀がメインみたいです。
ほかのサイトを探してもお魚のお話ばかりが掲載されています。


とはいえ、お料理はお魚料理ではなく、ガッツリお肉料理です。
丸太小屋の中にでっかいかまどがあって、そこでグリルしたお肉がメイン料理。
あとはカルボナーラが有名なんですって。

イタリアのカルボナーラって(ずっと前も触れたけど)、日本のみたいに生クリームを使わずに、卵とオリーブオイルのみなんです。そして塩漬けベーコンをカリッカリに炙ったやつとパルミジャーノチーズをふんだんにかけ、ブラックペッパーをガリガリ削って頂きます。


ベーコンがものすごいしょっぱくて鼻孔にずっと香ばしい香りが残るほど濃厚。
しかもアルデンテな短め太めのリガトーニ

これこそ正真正銘イタリアの味!!

この味、家では作れない(ベーコンが違うから)。

お友達はここで本日のおすすめ、パケッリの野菜ソースがけを食べてました。






そうだ。
思い出した。

ここ、ブルスケッタが有名だって言ってた。
ブルスケッタとは焼いたパンの上にトマトとか乗ってる一口サイズの前菜)


だけどパンなんか食べたら他が食べれなくなるからといってパスしたんです。
グリルを頼んだらパンだけが付け合わせで出てきました(左下)。
カリカリで美味しかった。ちょっとガーリックオイルが染み込ませて塩も少しふってるからフォカッチャみたいな味です。


これ、お写真拝借して載せたものですが、我々はちゃんと野菜も頼みました。
そしてもっとお肉がありました。。。
お腹いっぱいでもう限界、残します、と言ったら友達の旦那様が「ベーコンだけは食べてくれ。ウマいから」と言われて頑張って口にしたら本当においしかった。
固くて歯が折れそうだったけど。





お肉のグリルも塩こしょうのみの、イタリアらしいシンプルな味付け。
そこにたっぷり新鮮レモンをこれでもかというくらい絞って食べます。



なんとなく写真を撮る空気じゃなかったので一枚も撮りませんでしたが、ほんとうに雰囲気のあるすてきなお店でした。あいにく土砂降りだったので湖畔の上にあるレストランはまるで殺人事件が起きそうな雰囲気もありましたが、店内はかまどの火も暖かく、丸太小屋はとても素朴で、お料理はとてもおいしく、なかなかできない経験をさせてもらいました。


夏はこんな感じらしい。






ここ、ローマっ子でも秘密のお店らしく、友達の友達のイタリア人が最近見つけたばっかりの超穴場らしいのでお店の名前はあせて伏せておきますが、日本語で言うと「輝ける湖畔」とでも言うところでしょうか。
帰り際にお店の人から友人と私が「あなたがたは中国人?」と声をかけられ、「日本人」と同時に即答すると、息子さんが中国人の奥さんと結婚したんだとかで、その奥さんはコンドッティ通りの某ブランドショップで店員さんやってると言ってました。だからアジア人に馴染みがあって声をかけてくれたのですね。



ローマ市内からこの湖畔までは車でおよそ30分。
その道中の道路はおっきい穴がボッコボコあいているので運転注意。


そうそう、道路つながりで思い出したのですが、ローマでは近頃ローバーミニが流行ってるみたい。友達も乗ってたし友達のお姑さんも乗っていたし、レストランの帰り道にもたくさん見かけました。そして、フィアットのチンクエチェント(Fiat500)が現代版に様変わりしていてまるでマーチみたいで驚愕だったのですが(またはマーチが真似たのかもしれない)、時々みかけるクラシックモデルを見て一瞬かわいいなと思ってしまった自分は同時にどれだけイタリア離れていたのかを悟ったのでした。当時は死んでも乗りたくないとあれほど思っていたのに(ポンコツが多いから)。




だけど、ご存知と思いますがローマの駐車事情は悲惨なものがあるので、路駐の時は前後の車に容赦なくぶつかりまくってきますから、気に入った車は乗れませんね。

(これは渋滞ではなく路駐です)

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ポンコツくらいの方がショックが少なくていいと思います。



チャオ。