世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

イタリアで買うべきもの

私がローマを去ってから何か新しいアップデートがないかと尋ねると、友達が「アウトレットができたから一緒に行こう」と言われました。

私はアウトレットにほとんど興味がないのでちょっとためらったんですが、友人はお洋服のほとんどの買い物をここでしているらしいのでしきりに薦められて仕方なく行くと、それなりに楽しめました。ほんとに安くてびっくりした。下界(市内中心部)で売ってるのと変わらない値段なんだから同じ値段払うならこっちの方が確かにお得。



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(結局2回付き合わされました)

Castel Romano Designer Outlet



グッチやプラダなどは彼ら独自のアウトレットを経営しているのでここにはありません。
あるのはもう一ランク下のブランド郡です。









イタリアで買うべきものといえば、断然レザー。
質が全然違う。
多少高くてもTAX Freeを有効に利用して賢く買い物すべし。


バックやお財布、靴などはそれほど高い値段を出さなくても質がいいのでぜひとも買いたいところ。
ただし、街角の名もなきお店は粗悪品も扱っているので慎重にいきましょう。
高級ブランドに限定する必要は全くありませんが、そうだとしてもできればそれなりに名の知れたお店で買うのがベター。
また、安過ぎるのも要注意。
中国で大量生産されたものを仕入れている可能性大です。




以前、フィレンツェのグッチ本店で小さいお財布を買いました。


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小銭入れに近い小ささなんですが、お札入れと小銭入れが分かれていて使いやすい。値段も手頃だったので2個色違いで買って1つはギフトにしましたが、いろんな理由でまた手元に戻ってきたので2個持ってます。

冠婚葬祭の時などにメインに使ってますが、やはりグッチのレザーは一押し。
馴染みもいいし柔らかすぎず固すぎず、傷もつきにくくて型くずれもない。
時間が経つほどに味がでてくるような、レザー本来の質があります。


別にグッチじゃなくてもイタリアには良質のレザーがたくさんあります。


ベネツィアの街角の靴屋さんでひとめぼれして買ったブーツもそう。
薄いのにしっかりしていて何度履いてもヨレず、脱いでもしっかりと自力で立っているその優美な姿にほれぼれしたものでした。




ただし、イタリアの靴は痛い。
それがデメリットかな。
馴染むまでに時間がかかるし、足の形が日本人と違うので、バックスストラップのついたミュールなどは絶対に合わない(サングラスと一緒で骨格の違いがここにも出る)。
皮底なので疲れるし、雨の日は滑る。


(前にも書いたけど、前にスニーカーでローマのコルソ通りを歩いていたら転んじゃって通りがかりのシニョーレに助けてもらったことがあるのですが、「おまえさん、そんな靴だから転ぶんだよ。ちゃんとした革靴履かなくちゃダメだ」と言われたことがあります。フツー逆だと思ったんですがね。さすがイタリア人)




今回は時間がなくて気に入ったものがなかったので靴は買いませんでした。
そのかわり、バックとレザージャケットを買いました。
セールでとてもお買い得でした。


イタリアの一般的な市場に出回っているお洋服は正直そこまでモードな感じはしません。
本の雑誌に載っているようなおしゃれなイタリア人はあまり見たことがない。
よって、イタリアでお洋服を買うのは正直微妙です。
日本の方がイケてます。


そのかわり、「イタリアにしかない色」っていうのがあるので、そういうのは買うべき。
ただし質は良くありませんが、私なんかはあんまり気にしませんので買っちゃいます。


こないだドイツ人が言ってました。
「体にしっかりフィットするようなピタピタのシャツやニットを着ている人がいたらそれはきっとイタリア人だよ」と。


納得。




というわけで、イタリアにいったらレザーを買おう。

絶対後悔しないと思います。