世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ギョレメパノラマ

カッパドキア二日目は、サイクリングで奇岩めぐりをしようと日本にいる時から計画していた。
だけど、一日目に参加したレッドツアーで土地の高低差を目の当たりにし、ちょっとそれは無謀なんじゃないかと感じ、結局予定を変更することにした。その答えは・・・、


ウチヒサール村までひたすら歩くこと。



いざ、ホテル出発。


ホテルは少し高台にあるので、脇道を歩くとこのようにギョレメの街並をみることができる。


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天気がいいから昨日の風景とは一転、壁が白く感じる!



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ここが世界中から観光客が訪れる町、ギョレメかと思うとまた感慨深い気持ちに。

夏が稼ぎ時、っていうのも分かる気がする。

今頑張らずにいつ頑張るのだ。



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いいねえ。
夜長こんなところでダラダラ飲みながら夜風に吹かれてみんなでおしゃべりとかしたい。


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ギリシャの島もこんな感じ。

青い空、青い海、ブーゲンビリアの強いピンク、白い壁、ゆっくり流れる時間、何もない午後、昼寝。



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そうこうしているうちにギョレメの町はあっという間に終わって、いよいよウチヒサールへ続く国道へ。なんといっても地図がしょぼいからこっちで合ってるのかどうかもわからない。でもここしかないからここを歩く。






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途中、トルコ絨毯ランドリーショップをみつけた。
大きい水車の車輪に絨毯を巻き付けて車輪を回転させて洗う。
なるほどね!

で、乾かすのはこんな感じ。


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あまりにも原始的~!





それにしてもこんなとこ、やっぱ自転車なんかでこなくてよかった。

死ぬよ。

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そして人っ子一人歩いていない。



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大型バスに追い越されても、負けるな、自分。




しばらくすると左手にこんな景色がみえてきた。


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あっ!
あれが地図に書いてあった「ギョレメパノラマ」地点かも。


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ホックニーの絵みたいな風景。


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野花が何とも言われぬかわいさ。思わず写真撮ってしまう、というか撮らずにいられない。


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看板に沿って歩いて行くと崖の上におみやげやさんが。


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そして大型バスが一台砂埃を巻き上げながら停車。
中からぞくぞくとポルトガル語の観光客が登場する。
どうやら買い物と写真タイムを併せたトイレ休憩のよう。



見晴し台からのパノラマはこちら。



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カッパドキアは本当にいいところ。

なんか、普段あまり体験しないようなかゆいところに手が届く孫の手みたいな感動がある。



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一体なんだってこんな岸壁なんだろ。
何度みても飽きない。

すごい。


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こういう何かに装飾された木、トルコにはよくある。
白いのはなんだかよくわからないんだけど、お守りみたいな感じなのかな。
布切れみたいなのがビッシリ。


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ポルトガル語の集団は一斉にチャイを飲み、一部のメンバーはここでお買い物タイムも始まる。

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こうやってトルコ風のランプだか飾りを木に吊るすの、すごいカワイイ。

いつか庭付きの家をもつことがあったら真似しよう。


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木の下にはまたあのあんまりかわいくない置き物が。



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外の長イスはこうやって丁寧にカバーがついている。
トルコ人のおもてなし魂を感じるわ~。

トルコ人は客人をおもてなしすることに命をかける民族らしい。というか、イスラムの人たちはそういう傾向が強いと思う。知らない人にも親切にすることが生まれた時からしみついている)


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直射日光下で犬が昼寝している。君は暑くないのかな?



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アヴァノスの壺はどこいってもある。
前も書いたけど、飾りなのか捨ててあるだけなのかちょっとよく分からない感じで置いてある。


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すると、お店のおっちゃんが「写真撮ってやろうか」と声をかけてきてくれたので、ありがたく2枚ほどここで写真を撮ってもらう。一瞬カメラ泥棒だったらどうしようと思ったけど、大体そう思う時に限って思い過ごしだったりする。



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どっからきたの?と聞かれたのでニホンと答えると、おー!ニホンか!俺の同僚が大のニホン好きなんだよちょっと待ってて、と言ってお店の奥に姿を消す。




その間に写真を撮る。


この大地の向こうに見えるは大きな山。
びっくりしたんだけど、山にまだ雪が残ってる。



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ああっ!
あそこは・・・昨日の夕方に訪れたview point!!



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あそこはホテルのある一帯かな?


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そうこうしている間に店の奥から真っ黒に日焼けして白いニットのベレー帽をかぶったおじいちゃんが出てきた。
ニホンジン大好きなんだと言う。

そして名前をハッサンと言った。


そして、どこのホテルに滞在しているのかとか、ギョレメで何をしたのかとかいろいろ聞かれた。
バルーンが160ユーロと言ったらものすごく驚いていた。
無理もない、彼らの何ヶ月分のお給料にもなるのだろうから。
あまり相手を傷つけたくなかったので私は言う。
人生は一度しかないし、もしかしたらカッパドキアもこれっきりなんだと思う。だから楽しまなくちゃね、と。

さて、じゃあ行きますと言うと、ウチヒサールに行くなら近道があるよと崖っぷちの道を指差して教えてくれる。お礼をいって、会えてよかったですハッサン、と言ったら、しばらく無言になった後で照れくさそうに私の顔をじーっとみて言った。

「え?・・・ハンサム?」

(いやいや、ハンサムじゃなくてハッサンって言ったの!)えーと、まあハンサム?えーと、あの、あなたの名前はハッサンですよね?と言うと

「いや、俺、モハメッド」

えーと、(いや、さっきハッサンって名乗った時にとてもポピュラーな名前ですねと盛り上がったはずなんだけどいややっぱりめんどくさいからもういいや)じゃあさようならモハメッド。



と言い残してその場を去ったのだった。





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ギョレメパノラマ、の巻。