世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

Dervish Cave Houseの朝

バルーンツアーから帰ってホテルに戻る。
ようやくこの日は晴れて写真日和となったのでホテルのお庭の写真を撮る。

この日射しこそが、初夏のヨーロッパ。
ほんとに懐かしくなる、というか、ものすごく恋しいです。


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昼間のホテルの写真はまだあまりお見せしていなかったと思うのでぜひご覧になって下さい。


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部屋のドアはしばし開けっ放し。
都会ではできないようなこの開放感、最高。



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更に奥の中庭にすすむ道。

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この手前のテーブルに座って1人朝食を頂くことにした。

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トルコのホテルやレストランは大方こんな感じ。
屋上または庭でご飯が食べれて、景色が満喫できるようになっている。
ホテルのランクが安かろうが高かろうが、大方こんなスタイルが定番なので行くならやっぱり夏。


それにしてもこの日も食欲がない。
このところずっとそうだった。
無理して食べ過ぎると体調悪くなりそうだから、朝食バイキングも適量だけ取って食事をしていたら、1人のアジア人の女性が「同席してもいいですか」と声をかけてきた。気球に乗った韓国人ではない、別のアジア人。ショートカットで真っ白のコットンのチュニックを着ていて笑顔がとてもカワイイ。そしてスーパーハイテンションガール、よく喋る。
(昔の職場の人にすごく似ているのでなんだか親近感もわく)

聞いてると、カナダ在住の香港人で旅行でトルコにきたのだという。日本には妹さんが福岡に住んでいて、訪問がてら東京にも何度か行ったことがあり、日本が大好きだと言う。毎回思うんですが、こういう親日家の人に会うとほんとに嬉しくなります。我々が報道で見聞きしているような反日感情の反面で、素直に日本を慕ってくれるなんてありがたいことではありませんか。同時に思うのは、さりとて我々は素直に隣国を好きだと相手に向かって発言できるほど彼らのことを知っているのか、ということです。なんか分かりませんが私はいつも後ろめたい気持ちになっちゃうんです。

今朝気球に乗ったよ、というと、彼女は目を輝かして「どうだった?」と尋ねる。
カッパドキアで一番のアクティビティーね、と言うと「じゃあハズバンドに聞いてみる!」という。ハズバンドがいたのね!1人だったからてっきり独身だと思ってた!

すると遠くからハズバンドがやってくる。
ちょっとぽっちゃりしてカレッジロゴだかイベント記念なのか分からない文字の入った青いピタピタのTシャツをきて銀縁の底厚メガネをしたハズバンドは見かけによらずこれまた流暢な英語を話すからビックリ。
「バルーンは墜落したばっかりだから不安だよ」
という彼の発言に彼女は「でもきっと大丈夫よ!乗りましょうよ!」と説得していた。

そうこうしているうちに私が粗食を終えたので、ごゆっくり、どうぞ楽しんでいってくださいね、と言い残して席を立つ。私に気を遣ってくれてずっと2人とも英語で会話してくれていたので、ここは逆にこっちも気を遣ってショートカットの香港人と青いTシャツのハズバンドを2人っきりにしてあげる。



ホテルの飼い犬ゴールデンレトリバー
名前は忘れちゃったけど、足にギブスをしています。
でも元気そのもの、歯の成長期のせいか、たまにどこかをこうやって噛み噛みしています。

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一つの青い気球が空にゆっくり現れる。

もうツアーはとっくに終わっている時間なので、もしかしたら新米パイロットの練習か。


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こうやって写真を見てると、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになります。


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猫がやってきて膝の上に乗る。


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猫を膝に置いたまま、スニーカーのヒモはレトリバーに甘噛みされながら、
なすがままされるがままの状態でぼんやり景色を眺める。




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するとホテルの人が「その猫、うちのじゃないんだよね」と言う。

えー、野良猫ちゃんなの?というと

「そう。どっからともなくやってきた奴だよ。だから大丈夫かなってずっと思ってたんだ」と言う。

早くそれを言ってよ。

着いた日からずっといるからてっきり飼い猫だと思ってた。


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トルコの野良犬、野良猫は衛生上あまり触れない方がいいらしいです。


犬は汚れていてワイルドだと野犬だってすぐに分かるけど、
猫は元来キレイ好きだから見分けつきにくい。人懐っこいとなおさら。

でもすごいかわいこチャンな猫だった。



動物には本当に癒される。



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時々風が吹いて、日射しがどんどん強くなってあたりの景色を彩りよく染める。

木々はさわさわと優しい音をたてる。

かすかに聞こえるお皿の音や人々の声も居心地のよい生活騒音として逆に安心感をくれる。





幸せな時間、幸せな光景。

夏が好きな理由。



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