こないだテレビでウィーン少年合唱団をみた。
復興支援の歌(NHKでよく流してるいい歌です)を歌っていて、それがあまりにも美しかったので聞き惚れてしまった。
そういえば高校の頃、母に「ウィーン少年合唱団を見に行きたい」と言ったことがある。当時私はブリティッシュロックにはまっていただけに、母はすごく意外だったみたいで、え?って何度か言われたけど意思は揺ぎなかった。むしろ、なんでそんなに不思議なんだろうと思うくらい自分にとってはごく自然の事だった。
今思うとやっぱりすごく不思議だ。
クラシックやジャズを聴き始めたのはそこそこ大人になってからだし、合唱なんて後にも先にもそれっきり。ついでに言うと母と私が2人でコンサートっていうのもそれっきり。
でも、何か直感で感じて反応したものは三つ子の魂みたいなもので、なんかどっかにつながっているのかなぁと思う。
今でも私はウィーン少年合唱団をみてキレイだと思うしちょっぴり感動する。
見るもの、聞くもの、感じるものは広ければ広いほど可能性を秘めている。昔はそれを信じて突き進み失敗もたくさんしたし、何か学んだかと言われると別にそんな事もない。言うほど自分は成長なんかしてないみたいだけど、そういう感受性みたいなものはずっと秘めていたいなと思った。
大人になればたくさんのことを諦めていくけど、そういうのは大切に自分の内に秘めておかなくちゃって、なんとなく思った。