世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ビンタイ市場

ビンタイ市場とは、ホーチミンの中心部から10kmくらい離れたところにあるチョロン地区という、チャイナタウンの中にあります。ガイドブックには「広東語が飛び交いまるで中国にいるよう」と書いてありましたが、なんといっても我々アジアネーゼ、どこみても似たような顔の人ばかりなので、誰がベトナム人で誰が中国人かなんてパッと見じゃ全く分かりません。

これは私の印象ですけど、ベトナム人は他のアジア人に比べてやや無口のようにみえます。
ご飯を食べる時も、コーヒーを飲む時も、買物する時も物を売る時も、それほど喋らない。
それとも声が小さいだけなのか。


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市場の中は卸問屋さながら。
(ここでカメラ出すのはちょっと怖かったです)



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いろんなありとあらゆる雑貨、食器、乾燥食品、布、靴、バック、衣類などが山のように積まれています。


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友人がここで小さなベトナム風のやかんを買いたいと言っていて、お目当ての物を見つけたのですが、
お店の人はとてもかたくなで絶対に絶対に絶対にまけてくれない。
どんなに交渉してもあの手この手を使っても絶対に絶対に絶対に首を縦に振らない。


友人もしぶしぶ折れて小やかんを3つ買いました。


私はこのレトロなマドラーを買いました。
もったいなくて開けてません。




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この市場は市内中心部よりは確かに安そう。
だけど、観光客が気軽に遊びにくるような雰囲気は全くなく、むしろ我々は場違いな空気を醸し出していたので、もし今後ベトナムに行かれる方はここにはこない方が懸命です。スリやぼったくりの危険をさらしてまで来る価値はあまりないです。(はっきり言って日本の方がクオリティーは高いので)




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それにしてもいろんなモノが溢れているなあといった印象。

ヨーロッパの市場だともうちょっとシンプルで必要なものしかないって感じなのと、どこにいっても同じようなものばかりという印象があるのですが、ベトナムはとにかく数で勝負って感じです。タオル屋さんとか子供服とか、山と積まれているものをみると、それが消費されてここからなくなっていくことは、はるか遠い先のことか、あるいは一生そのままなのか、という感じに放置されてました。



そう考えると、モノっていうのは、必要とされるものと無駄なものの比率があまりにもかけ離れていますね。だけど需要と供給のバランスの間に大きなギャップがあることによって、むしろ消費効率化につながっているんだと改めて感じさせられました。(選択肢が多いことで購買意欲をかきたてる)





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このチャイナタウン界隈、チョロン地区は実は市場よりももっと興味深いものがあります。


それは続きへ。