世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ビンラディンの死

ビン・ラディンがついに死亡しましたね。
アメリカでは夜通しのお祭りどんちゃん騒ぎになっているようです。確かに9.11は世界の歴史に残る最大級の最も恐ろしいテロ事件でした。その悲しみとショック、恐怖は計り知れません。だけど、誰かの「死を喜ぶ」ことはモラルに背くことであり愚かなことです。アメリカ国民にはもっと賢くなってほしいと思います。そうでないと・・・ダメでしょう。



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しかも、オバマさんの選挙前。
タイミングとしても票取りにはもってこいだったことでしょう。とりあえず就任後はマニフェストに対する世間の低い評価と冷たい風向きの世論が吹き荒れ、Yes We Canスローガンもむなしく響き渡る昨今このままじゃ二期連続大統領のチャンスも失ってしまうから、とりあえず今は大きな功績(?)を残しておきたかったのでしょうね。
「これで世界はより平和になった。我々は正義をまっとうした」と言ってますが、ちゃんちゃらおかしい。アメリカっていう国はつくづく、誰かの死を犠牲にすることで勝利感を味わうことができる残酷な国だと思わざるを得ません。さらにビンラディンファーストネームはUsama。オバマさんはObama。似たような韻を踏んでいるのが不気味。


私は別にビンラディンを擁護するつもりはありません。
ただ、アメリカの浮かれ具合に少し引いてるだけです。

リビアじゃ物足りないのか分かりませんが、とりあえずこのアメリカの行為が「仕掛けられた報復戦争」に発展しないことを心から祈ります。