世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

アヴィニョンの木

この前BSを見ていたらアヴィニョンの町が紹介されていた。




駅前の並木道にあったパン屋さん、町を出る前に少し買って帰ろうと思ったらシエスタで閉まっていたこととか、その脇の電話ボックスでローマ近郊に住む友人に電話をしたこととか、ものすごい鮮明に思い出してとても懐かしかった。


そんな思いでテレビの映像をみていたら、なんとあの木が映っていました。
このつきあたりにある木です。


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(テレビ画像)


「いい木だな」と思って撮ったんです。
この当時はフィルムバカちょんで全部撮ってますので、出来上がった時にちょっと違うなと少しがっかりしたのも事実です。本当はもっと「いい木」だったんです。




イメージ 4
(自分写真)



ここを反対側にカーブしてどんどんあがっていくとこのような風景が。

懐かしい。


ここを突き抜けると広場になっているのですが、それがこれ。



イメージ 5
(自分写真)




そしてこの広場から望むアヴィニョンの絶景。
大体にしてあの時はロクなガイドブックもないし、気分で適当にフラフラするのが流儀だった。
だからこんな景色が突然現れたことに非常に感動したのでした。
思えば適当な旅だったな~。



イメージ 2
(テレビ画像)





イメージ 3
(テレビ画像)




南フランスに住む人ってすごいノンビリしているように見えました。パリみたいにあくせくしてないし地理的にもそうですがイタリア人のような大柄で豪快だけどずる賢いキャラに近づいていくというか。
だけど、アヴィニョンからアルルに向かう電車の中で出会った地元の青年曰く、失業率は特にこういう地方は深刻で、家族全員でアメリカに家族みんなで暮らそうかどうか本気で悩んでいると話していました。(その後、メルアド交換してしばらくメール文通しましたが、実際に彼は渡米しました。その後4年くらい経ってからフランスに戻り、今はパリに暮らしているそうです)





イメージ 6
(自分写真)




私はアヴィニョンは日帰りでそのままアルルに移動してそこのユースで泊まったので、つかの間の滞在だったけれど、ものすごいリラックスして気持ちのよい一日を過ごし、これまでガチガチだったのが少しずつ溶けて行くような気持ちになるきっかけとなった場所なので、とても愛着を感じます。



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