パリに行ったら必ず訪れているのでもうここも4度目となるおなじみの美術館。
いつもはじっくり時間をかけて好きな画家の作品を堪能するのですが、今回は端折って2時間程度に絞り「一日一美術館」のルールをやぶって強引に強行訪問しました。
なぜかというと、今年からオルセー美術館は大規模な工事に着手していて、一部展示室閲覧不可の上、その間にかなり多くの作品が世界中の各都市を巡回しているからなんです。日本でも今年の夏にオルセー美術館展がありましたがめったに世に出ないたくさんの名画が東京に来ていたので、これじゃあパリはすっからかんなはず、と予測していたからです。
そしてその予測は当たりました。
それでも日曜日の無料の日とあって夕方の閉館2時間前にもかかわらず大勢の人がいます。
入場までに20分くらい並びました。
3階は完全にクローズとなり、ほとんどの絵画は1階に集約されていました。
だけどその方が個人的には観やすかったなぁ~と思います。
チケット売り場を過ぎたところにあるエントランスには、次回のエキシビジョンの予告の銅像が建ってました。
これより先は撮影禁止なので内部はお見せできませんが、今年の夏に東京で観た大好きな作品のいくつかがもうオルセーに戻ってました。一年に二度も好きな絵画を目の前で観れるなんて、私はなんて幸せ者なんだろうとつくづく思いました。どんな小さなことでも考え方一つで大きな幸せになり得るんです。
マネのレモンが戻ってました。
このレモンは私にとってはまるで一つの小宇宙のようにみえます。
同じくマネのオランピアは放浪の旅には出ず、工事中のオルセーの中で寂しくひっそりと佇んでいました。
今年の夏に東京で開催されたオルセー美術館展を訪れた時に、ここの館長のお話を聴く機会がありました。
その記事は夏に書いて書きかけのまま停滞していてアップできていませんが、なかなか興味深い話をされていたので必ず近いうちにお伝えしたいと思います。あと一息で書き終わると思うので時間を見つけて完了させます。
あっという間に閉館時間が来てしまいました。
それほど観る作品がないからとタカをくくってましたが、やっぱり時間足りませんでした・・・。
じゃあ最近のオルセー事情についてはまた別の機会に。
その時にもっと詳しく話します。
<過去の関連記事はこちらから>
ある絵画での、とある会話/オルセー美術館展にてhttp://blogs.yahoo.co.jp/beabea642001/15617030.html