世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ヴァンドーム広場

「歩きすぎた日」
 
初日はロダン美術館から・・・。
毎月1日はパリのほとんどのミュージアムがFreeなので、混むのを見込んで早めに行こうと時差ぼけも関係なく朝早く起きた。ロダンの前にインフォに行こうとしたらこれが思わぬ足手まといとなり、散歩がてらアパートから歩いてみたら結構距離があって相当時間をロスしてしまう。カメラも重くて足も疲れてヘトヘト。しかもこの日は冗談じゃないくらい暑かった!!歩いて、歩いて結構過酷。
 
~旅ノートより
 
 
 
パリってカルト・オランジュという7日間定期っていうのがあるんです。
私は8日間滞在する予定だったのでその定期を効率よく後半使うために初日はメトロ代をケチったのと、散歩がてら久しぶりのパリを歩いて満喫してみよう、天気も良いし。と思って初日はかなり歩きました。だけどあとで知ったのですが、カルト・オランジュはもうなくなっていて、日本のスイカのようなチャージ式定期と回数券、あとは観光客用のゾーン制乗り放題定期「パリ・ビジット」の3種類が主なチケットになってました。パリ・ビジットはお得なんだかそうでないのかかなり微妙なところなんですが、今回はパリ郊外にも足を運んだので思い切ってゾーン5の5日間チケット(Max5日)を買ったんですが、結局損しました。
 
 
 
では地図から。
 
 
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(見づらい場合は拡大してみてください)
 
 
●がアパートの場所。
黒線は日曜日に私がひたすら歩いたところ。
 
2)アンヴァリッドを通ってロダン美術館
4)エッフェル塔からトロカデロ
 
 
 
まず家を出てポンピドゥーセンター(歩いて5分くらい)を突き抜けてオペラ大通り方向へ向かいます。
エティエンヌ・マルセルの界隈はいろんなブティックやジュエリーショップがあって、この辺を歩くとワクワクするようなお気に入りの場所のひとつ。前回とてもすてきなネックレスやブレスを買ったお店「GAS」のウィンドウを覗き込んだらまた胸が踊った。
 
 
 
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ブティックのウィンドウディスプレイもさすがパリ。
ここは古いミシンが一同にずらりと並んでいて個性的なので思わず目を引かれた。
 
 
 
 
この日は日曜日の午前中だったから殆どのお店は閉まっていました。
でも、フランスやイタリアはお店とお客さんをつなぐのはウィンドウにあり、その関係性はとても密接なのでディスプレイには絶対に手を抜かない。だからお休みの日だってウィンドウショッピングが楽しめるところがいい。
 
 
 
そんなふうに楽しみながらブラブラしていくと、ヴィクトリー広場がある。
 
 
 
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ここはいつも思うけど独特の雰囲気のある小宇宙みたいな広場で、丸く弧を描くように建物が建っている。
映画「Paris」でジュリエット・ビノシュが亡くなった子供と対面するシーンはここではなかっただろうか。
それにしてもパリの建物ってどうしてこうも美しいのかと、毎回みるたびに惚れ惚れしてしまう。
 
 
ここをまっすぐ突き抜けてオペラ大通りの方へ向かうと、日本食レストランが多く目立ってくる。オペラの近くは日本人にはなじみのある界隈で、日本食スーパーやレストランなどが山ほどある。前回は日本語の使えるネットカフェによく出入りしたものだったが、今回はiPhoneがあるのでもうその必要もなくなった。時代は便利になったものだなぁ・・・。
 
 
 
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そのネットカフェがあった通りのそばにあった建物。
陽はあっという間に上がり、気持ちの良い日曜日の静けさが一帯に漂っている。
 
 
 
オペラ座大通りを通り抜けて、今度はサントノレ通りを歩く。いわゆるブランド街である。
ここをまっすぐ行くとサルコジ大統領が住む官邸がある。
個人的には馴染みのない界隈だけど、インフォメーションセンターの場所が見つからないので地図を開くと少し行き過ぎたみたいだった。インフォメーションセンターでは最新のパリマップや最新のメトロの地図と催し物の情報が欲しいから最初に訪れなくてはならない。
 
 
そうこうしていたらふいにヴァンドーム広場に出てしまった。
考えてみると、私はこの広場にきたことがない!
広場にはダイアナ妃で有名になった「リッツホテル」もあります。(ちょうど画面左の黒い車が走ってるあたり)
 
 
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オリベスクのてっぺんには剣を持った騎士がいました。
そして手には天使が乗ってます。
 
 
 
 
広場のそばでアンティーク風とシルバーの額を売っているお店がありました。
結婚記念品グッズを扱っているような感じ、老舗っぽい感じでした。
ヨーロッパの人はやはりシルバー製品が好きなので、お祝いごとの定番だったりします。
 
 
 
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ようやくインフォメーションセンターをみつけました(前回はオペラ座のそばだったけど移転したんです)。
近くには日系の旅行代理店や宅急便のお店があって、パリに住んでる日本人は便利だなぁとまた実感しながら歩いているとつい目を惹かれてしまった建物。パリの街並みはこういうものがたくさん集結されながら作り上げられている。
 
 
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そんなふうに散歩していたら、チュイルリー公園に到着。
時計はもう12時をとっくに過ぎていて、お天気はますます絶好調。
右手に抱えていたトレンチコートが余計重く感じる。
さっきからかいた汗もまったく引く様子もない上に既に若干疲れてきたのでここでお昼休憩を取ることに決める。
 
ここはチュイルリー公園の中心にある池。
天気がいいので大勢の地元の人たちが日向ぼっこしにやってきています。ランナーもいます。観光客もたくさんいる。右手にはチラッとエッフェル塔がみえます。
 
 
 
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正直この日は半袖でもよかった。
事実、半袖の人もいた。
 
いいね、パリのお天気がいい日曜日。
 
 
 
 
 
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チュイルリー公園も今までちゃんと見たことがなかったから、今回はゆっくり歩いてのんびり過ごしました。
天気がいいとそういう時間の過ごし方ができるからいい。
これで雨とかとても寒かったりするとそんなこと出来ないから、すぐにカフェにかけこんじゃう羽目になる。
(しかもこのあたりのカフェ、パリの中でもおそらく一番高いんです)
 
 
 
というわけで続きます。
シーユー。