世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ティファニーで朝食を

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監督:ブレイク・エドワーズ
主演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード


(あらすじ)
割愛。この名作を知らぬ者はもはやいないと思うから。


私、映画を今まで観たことがありませんでした。

この物語の原作は読んだことはありました。


しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・











ちょっと・・・ちょっとちょっとちょっとーーーーーー!!!!!!




なんなのですかこのラストはーーーーーーーーーーーーっ!!!!!


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映画のラストがハッピーエンドだったなんて。。。


全然知りませんでした!!
あのずぶ濡れのシーンは何度かどこかで見たことがあるし、ムーンリバーを歌うオードリーも何度もどこかで見た。だけど、あのずぶ濡れのシーンがラストだとは全く想像もしてませんでした。

原作では、ホリーは結局とつぜん行方をくらまし、どこか南米だかインドだかに行ったという風の噂を聞くことになるんです。それをバーのマスターだかに聞いて、懐かしいあの日々に想いを馳せて終わるのが原作のエンディング。やっぱりホリーはだれの所有者にもならず、わが道を貫いて生きていくことを選ぶっていうオチなんです。

だけど映画のホリーは愛を選んだのですね・・・。
それはそれでありかもしれない。じゃじゃ馬ホリーを手中におさめるのは早々簡単ではなさそうだし、
原作を読んだ時もどうしてホリーは彼を捨ててしまったのだろうという残念な気持ちもあったからこの映画のエンディングも大いにアリ。
ただちょっと驚いただけ。



私が高校生の頃にローマの休日NHKでみた。
オードリーは永遠なり、とどのファッション誌にも書いてあり、オードリーを下手に侮辱にするととんでもない悪者呼ばわりされそうな風潮があったような気がするから何となしに「かわいい」と口裏を合わせていたような気がする。

だけど、このところ大人になってから、オードリーのかわいさを本当に理解できてきた気がしてならない。
ジーンセバーグだってそう。ジェーン・バーキンとかカトリーヌ・ドヌーヴなんかもそう。
見た目が美しいのももちろんなんだけど、誰にも媚びない自分らしさみたいなのが何より魅力的なんだと思う。
少なくとも私はそういうところが好き。



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もともとこの配役をカポーティーはオードリーではなくモンローを起用したがったという話をどっかで聞いたことがある。でももしこれがモンローだったら・・・やけに生々しすぎて全く異なったスタイルになっちゃったでしょうね。




そうそう、原作の村上訳を読んだ時にそういえば村上さんが「映画があまりにもヒットしすぎたので既にホリーという一人の女性のイメージはヘプバーンとして多くの人々にインプットされているのだけど、本来この魅力的な主人公は一体どんな風貌をしていてどんな女性なんだろうか、と本の読み手が想像を膨らますことも原作のおもしろさである」というようなことを言っていた。確かにそのとおりだと思う。もしかしたらカポーティの想像はやっぱりモンローのようなセクシーであやうげなタイプの女性だったのかもしれない。だけど、そんな作者の意図を覆し大成功を射止めたオードリーの業績はやっぱり賞賛に十分に値するもののように思える。




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この赤いコートと帽子のスタイルがたまらなくかわいかった。しかもとてもよく似合っている。


気分が憂鬱であることを「ブルー」ではなく「レッド」などとサラリというあたりも小粋だった。


ニューヨークの風景もこの上なく美しくてとてもマッチしていたし、音楽もいい。









それにしても、「ティファニーで朝食を」ってつくづく名作。