世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

マラケシュのトイレ

イメージ 1

さて、宿に戻った私は直ちにトイレへかけこむ。

前もって言っておきますが、私は多少汚いのは平気です。
絶対ダメなのはゴキブリとかです。以前タイに住む巨大ゴキブリの写真を友人からわざわざエアメールで送られた事がありましたが、さすがに凝視する事はできませんでした。

私の泊まった宿のトイレ。
それは言葉に出来ないほどすさまじい。そしてさすがに画像はありません。
ありませんが、ネットでのってないかな~と探してみましたが、結構キレイなトイレばかりだったので私の宿は相当だったのでしょう。

簡単に説明すると
1.和式スタイル
2.下水がない
3.水は自分で汲んで流す

ま、ありきたりと言えばありきたり。
画像がないので自分で絵に描いてみました。

この穴がですね、非常に小さい。そして水が貴重なため、十分な水量が確保できない!
見るからに不潔!!トイレは異常な臭気に包まれており、普通の環境で育った人は絶対にキツイ。
しかも前にいた人がきちんと「処理」しないと(というか穴が小さいのでつまりやすい)
本当に悲劇ですよ。

今まで過去にいろんな国のトイレを使用しましたが、ここがナンバーワンでしょう。
しかも私はお腹を壊していたんです。
一日中このトイレに通わざるを得なかった。。。
この苦しみ、わかってもらえますか。

液体石鹸を持参しただの、コーランの祈りで目が覚めただの、胡散臭いガイドにボラれただの、
散々のたまってきましたが、これが一番キツイ。

宿の側のカフェへ行き、「腹を下した」と言ったら
お店の人が「これを飲めば治るよ」と出してくれたのが、炭酸水。。。。。
「郷に入れば郷に従え」で、それを飲んでみたものの治るわけないよ~(涙)。
あったかいものが欲しくてそれを伝えたら、次に出てきたものは、ホットミルク。
違うような気がするなぁ~・・・・と思いつつそれを一口飲んだけどやっぱり無理。
ミルク自体にまた水が混ざってたら、と思っちゃったんです。
精神的に無理。

ふと外を見ると「病院」と書かれた文字の建物が。
でもその錆びれた看板を見て思った。
「こんなとこの病院で汚い注射針で点滴なんてされたら、死ぬ・・・・・」

そしてまた宿へ戻り、嫌々トイレへ再びこもった後、弓矢のように曲がりきったベットで涙目になりながら横たわる私なのでした。
以前も言いましたが、正露丸なんて全く効きませんでした。