世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

新凱旋門

いわゆるデ・ファンスと呼ばれる地区。パリじゃないみたいな新しいパリとして当時は話題だった。
古い町並みと相反した近代的な新凱旋門がある。
確かこれも出来上がるときは相当物議をかもしだしたと聞いた。
新しいものを創りだそうとすると、そういうことはついてまわるものだったりする。

パリはいくらブツブツ言っても、新しいものを取り入れようとする姿勢が意外にも柔軟なところがいい。
堅物なイタリアからフランスへ行くとこういう些細なところもカルチャーショックで良い刺激になるんです。
知らないことを知るという行為がとても新鮮だった頃。
イタリアやイギリスだけがヨーロッパではないと、改めて実感した頃。




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梅田(大阪)にあるスカイビルもこれに近いデザインです。http://www.skybldg.co.jp/


しかしここを訪れたのも考えてみると相当昔の話になってしまった。
ヨーロッパって今も昔もあまり大きな変化がないことが特徴ではあるけれど、さすがにもう古い情報になってきそうなので詳細には触れません。だってあれから何度もパリを訪れたけど、デ・ファンスに用事はないからあれっきり足を踏み入れたことがないんですよね。


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でもこの斬新さはかっこいいなぁーと思って写真を撮ったのがこれ。

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なんていうのかな。たんなる骨組みとみれば骨組みであり
単なる窓枠といえば窓枠なんだけど、
それらが実は緻密にデザインされている一つの集合体のように私には見えたんですね。


この写真を見ると、あの時お世話になったJさんを思い出す。

「メトロの一号線はパリ初の無人運転車両なんだよ」

最初に訪れた時の記憶ってものすごい残っていて、パリにいって一号線に乗るたびにこの何気ないセリフを何度も繰り返し思い出す。それを聞きながら車窓からみたパリの景色とか、陽射しがどれだけ眩しかったとか。