たとえばこの一枚の絵。
これは先日ある美術館を訪れた時に見つけた一枚のポストカードで、ミュージアムショップの片隅に一枚だけひっそりと(しかも不自然に)置かれていたのを偶然見つけた時に、まさにこれがフィンランドの景色そのものだ、と思った瞬間に妙に懐かしさがこみあげてしまった。
フィンランドってどんなとこかと聞かれたら、「この童話の挿絵のような絵に近い」
と答えるのが個人的には一番近い回答じゃないかと思っている。
それは嘘でも誇張でもなく、本当に、この絵と全く同じ世界が存在しているからである。
こういうのってそれまでは想像の世界の風景に過ぎないのだと当たり前のように思ってきた。
だからそれを目の当たりにしたときの感動たるや、胸がつまってとても言葉では言い表せない。
フィンランドの旅を振り返ると、まず先にその感動が一番最初によみがえってくるし、
いい時間の過ごし方をしたな、と思う。
訪れたのは12月のクリスマス前。
寒いのとか本当はとても苦手だし、周囲からもあえてそんな寒い季節選ばなくてもと言われたけど・・・
フィンランドに行くなら冬でしょう、やっぱり。
だってそのイメージは「白」なのですから、どうぞ止めないで下さい。
チャオ。