世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

限定バイト

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カオスな街、ローマは大都市ではあるのですが、ロンドン・パリ・ニューヨークみたいに日本人がいません。


一応日本人学校もありますが、日本食専門スーパーとかありません。ロンドンで言う「ジャパン・センター」みたいに本とか雑誌とか全く売っていません。パリみたいにブックオフもないし、ニューヨークみたいに日本人がいるスポットが点在してもいません。日本人向け日本語フリーペーパーは一つしかありませんし、「売ります/買います」コーナーも貧相極まりない。賃貸情報なんて皆無。

ローマは全く持って、日本という国から本当に遮断されてしまう場所なのです。

そんな日本人コミュニティーの稀少な社会でアパートとアルバイトを探すのは至難の技と言ってもいいでしょう。基本的に日本人を頼ることはあまりしないので(頼りになる日本人が少ないので)、みんな自力で頑張るのが殆どです。イタリア社会に体当たりして跳ね返される経験を死ぬほど繰り返し成長していきます。コネ社会なのでコネさえあれば何とかなりますが、それがない人は地獄をみることになるでしょう。


でもたま~に妙なバイトが転がってくる場合があります。

<バイト① コンパニオン>
大抵着物を着せられます。某ブライダルメーカーのファッションショーのレセプション兼コンパニオンのバイトが一年に一回やってきていました。私は行ったことありませんが、友人は何人かこのバイトをしていました。

<バイト② 臨床実験>
これはローマだけじゃなく他の都市でもあった・・・。
バイト代が破格。
でも怖ろしくて絶対にやだ。

<バイト③ 番組のエキストラ>
これは傑作。
よく日本の番組で「海外のトラブル」みたいなドキュメンタリーあるじゃないですか。あれあれ。
タクシーに乗ったらぼったくられるシーンとか、スリとかありますよね。友人は猿芝居でそのエキストラで出演しました。

あれ、ヤラセですからね!

<バイト④ ブランドの買い付け>
日本からやってきた輸入代理店の(あやしい)日本人にお買い物リストを渡されます。そこにはブランドの名前と品番が克明に記されており、その指示通りに買ってきます。もちろんTAX FREEの手続きをします。そして無事品物をその(あやしい)日本人に渡したら業務終了。お手当てがもらえます。

この一見簡単で楽しそう(?)なアルバイトも落とし穴があります。
(あやしい)代理店の日本人が万が一空港でトラブルに巻き込まれた場合、お買い物をした当人のパスポート番号から身元を割り当てられ共犯にさせられる可能性があります。
どっからどうやってもあやしいので私は一度もこのアルバイトをしたことはありません。


ローマのバイトはこんなもんかな。少ないんです。貧乏学生は本当に苦労する。

それ以外のお仕事としては、おみやげメインのお店で働くのが圧倒的に多い。例えば○○商事イタリア支社、となるとミラノに拠点を置くのが一般的なのでローマでそういったお仕事は絶望的。旅行代理店は運次第でしょうか。日本食レストランも競争率が高いし、あんまりいい職場環境とは言い難い(ローマに関しては)。

(ロンドンでホステスのバイトの募集を見た時、改めてロンドン在住の日本人の多さに感心したものです)

今はどうなんでしょうか。
かなり長く住んでいるといろいろチャンスもやってきたりしますが(つまり数少ない日系企業現地採用になるか、イタリア系企業に就職する)、もともと労働条件の厳しい街だったり、大企業の拠点ではなく観光地が市の大きな収入という理由からなかなかお仕事に就くのは大変でした。

でもイタリアで長く暮らすとか、仕事で成功する(なんてありえないと思うけど)為には、
イタリア人の家族やパートナーのサポートなり援助がないと無理でしょう。100万%断言。


ただし、もう結構前の話だから最近はどうなんだろうか。多分変わってないと思うけど。

チャオ。