世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

PARIS

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パリ 2008年フランス ※公開中

監督:セドリック クラピッシュ
主演:ジュリエット・ビノシュロマン・デュリス


(あらすじ)
パリに住む様々な人々の様々な日常。不平不満を言いつつも、足元を見れば幸せはいつもそこに・・・系。


詳しい映画の内容は公式HPで劇場予告VTRをやってるので気になる方は観てみて下さい。
http://www.alcine-terran.com/paris/


ストーリーは普通。
でもこの映画の最大の魅力はやはりパリそのものの風景なんだと思います。


ま、何度も申し上げておりますとおり私は誰に何と言われようがどう言われようが呼ばれようがへっちゃらな大のパリ好きなので当然この手の映画を素通りできない部分もありますが、監督が「スパニッシュ・アパートメント」という学生留学奮闘記みたいなのを描いた作品を作った人で、個人的にとてもさわやかで好感度の高い映画だったのでとても興味を持ちました。


とにかく景色が美しいんです。パリってつくづく世界で一番美しい街だと思う。私は左の書庫にあるようにこれまでいろんなところを旅したり暮らしたりしてきましたが、パリほど美しいと毎回思わされる街はないですね。私がもし中学の頃に読んだ遠藤周作の人生カーブ本を突き詰め、(当時の)安田生命の特別番組でミケランジェロに出会うことがなければ、間違いなくパリに行っていたと思います。絶対に。人生ってどこで変わるか、本当にわからないものですね。それは過去の未来だけじゃなく現在の未来も。
セ ラ ヴィ。


そうそう、登場するアパートは限りなく富裕層の人々が暮らす風景であり、明らかに非日常な部分もある。
最上階のあんなオシャレな部屋に住めるなんて数限られた人だけなのである。
あっ!そういえば私も最上階に住んでいたわね。
(過去の記事 → http://blogs.yahoo.co.jp/beabea642001/7931271.html)


あとね、ジュリエット・ビノシュが名演。この人ってこういう普段の日常に生きる女性やらせたら本当にハマるというか・・・。大好きな女優さんの一人です。ここしばらくはずっと曖昧模糊な感じ(主演作)でしたけど。っつーか、曖昧模糊って言葉、今使うのかな。


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彼女の主演作ではイングリッシュ・ペイシェントが一番印象的だった。
そうそう、昔友人の誕生日プレゼントにイングリッシュペイシェントの本をあげたことがあります。
どんな本が好きか分からなかったので本屋さんで相当悩んだ記憶が今蘇ってきた。。。
喜んでくれたんですよ、とっても。

弟役のロマン・デュリスもとても好演でした。ちょっとゲイっぽい気もするけどこの先注目の俳優さんです。




こういう映画が例えば数年後にもずっと残っていくといいなと思うわけです。地味な映画だけどどこか心に引っかかるような、そんな映画が。
隣りに座ってたおばさん?おじさん?分かりませんが、思いっきりイビキかいて寝てましたがね。
仕方ないでしょう。

Tanti Auguri e Buon Natale a Tutti.
Un bacione.

ciao.