世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

長靴のかかと、レッチェ

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レッチェは仲良しだったロベルタの出身地です。
その馴染みがあったので立ち寄りました。

それにしても何もない町でございまして、教会がドーンと建ってるだけでした。

ガイドブックを読むと「レッチェの町は日本ではさほど知られていないが、アメリカ人の観光客には評判の町らしく、地図を片手に歩くアメリカ人の個人旅行者に何人か出会った」と書いてある。確かに各国によってクローズアップされる観光地は田舎に行けば行くほど顕著に異なるのは事実。ギリシャのパロス島などもそうだった。


で、どんな町?かというと

「ブロンズの光に満たされた町、バロックフィレンツェと呼ばれるレッチェは、南イタリアの数多くの都市のなかでも最も美しい町だ。」


と書いてありますが、けしてそんなことはありません。ふつーです。ふつう。

これが全体地図。

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小さい町ですが、南イタリア特有の怖い雰囲気ではなく、明るい素朴な印象があります。



町一番のメイン、ドゥオーモです。
イタリアは由緒あるものが吹きさらしの姿で残ってるのが圧巻。
このドゥオーモ(教会)はまだ保存状態がマシな方で比較的キレイです。一度修復されてるかもしれません。

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一番トップには十字架(どうしてダブルなんだろう)が掲げられ、中央祭壇にはマリアがいます。
で、左はペテロかなー。右は女性の像のような気がする。ちょっとバラつきがあるように見えます。
しかし正しい事は分かりません。町の守護神かもしれません。不明です。


レッチェから時折送られてくるロベルタのおばあちゃんの手作りお菓子がとても美味しくてそれはペルージャのお菓子屋さんでも買うことが出来たのだけれどもとにかく素朴で忘れられない。卵がたくさん入った小粒のビスケットみたいなものをハチミツで絡めて山状にしたもの。何ていうのかは忘れてしまったけど。


ペルージャでそのお菓子を買った時についていたプラスチックのお皿。
よくこんなもの持ち帰ってきたものだと思う。
(お菓子の画像じゃなくてごめんなさいね)




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レッチェなんて町は殆どフューチャーされることもないかと思いますが、心の片隅で記憶していていつか何かの折にこのしがないトークを思い出して頂ければ幸いでございます。ロベルタの本望かと思います。


チャオ。