それまでロックポップス一辺倒だった私が、そこから脱皮をしたきっかけとなった一枚。
多分このCDはお店の叩き売りコーナーか、1000円ディスクだったのかもしれない。
今見れば一件チープな雰囲気がするんだけど、当時の私には大革命なアルバムだった。
なぜならこれを機に、聴くジャンルが大回転しちゃったからです。
今見れば一件チープな雰囲気がするんだけど、当時の私には大革命なアルバムだった。
なぜならこれを機に、聴くジャンルが大回転しちゃったからです。
数年ぶりに聴きなおしてみたけど、やっぱり心地が良い。
1940年に活躍したサミー・ケイ、オーケストラバンド。奇跡的にライナーノーツが残っていたので読んでみる。
「スゥイート・バンドの雄サミー・ケイ楽団の傑作集」
サミー・ケイ楽団はアメリカで長年に亙って最も人気の高かったダンス・バンドの一つである。ホテルやボール・ルームでいつも多数のダンスファンを集めただけでなく見ても聴いても面白いステージショーを構成した。サミー・ケイのサックスアンサンブルは他には負けないスウィートな特色を持って万人を魅了した。
サミー・ケイ楽団はアメリカで長年に亙って最も人気の高かったダンス・バンドの一つである。ホテルやボール・ルームでいつも多数のダンスファンを集めただけでなく見ても聴いても面白いステージショーを構成した。サミー・ケイのサックスアンサンブルは他には負けないスウィートな特色を持って万人を魅了した。
だそうです。
カウンターの奥で働くバイト仲間はこのアルバムが苦手だったらしく、私がおつかいなどで出かけた隙によく他の退屈なCDにこっそり変えられたものです。彼にとってはこっちの方が退屈なアルバムだったんでしょうね。(私も負けじとまたこのアルバムをかけるので殆どイタチごっこ)
小さいお店だったので土曜日以外は一人でホールを切り盛りをする。
このアルバムと覚えたてのボサノヴァを流しながらテーブルを拭いて床に掃除機をかけモップで磨き、雑誌を整理してトイレを磨き、仕入業者の伝票にサインをして、お客さんが入ってくる前の間にミキサーにかけたバナナジュースを飲む。
19歳の私。
このアルバムと覚えたてのボサノヴァを流しながらテーブルを拭いて床に掃除機をかけモップで磨き、雑誌を整理してトイレを磨き、仕入業者の伝票にサインをして、お客さんが入ってくる前の間にミキサーにかけたバナナジュースを飲む。
19歳の私。
当時バイトはいくつかかけもちして働いていたけど、ここに仕事にくるのが一番好きだった。
・・・・・・・いい店だった。
・・・・・・・いい店だった。
やがて学生を卒業しバイトも辞める時に、このアルバムを記念にパクってきました。(この画像がその証拠)
カットバナナ + 氷 + ガムシロ + 牛乳 = バナナジュース
チャオ。