世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ストックホルムぶらり

ストックホルムは、ご紹介できる観光写真がほとんどありませんので、ダダ歩きにお付き合い下さい。

小さい町です。
閑散としていたイメージでした。あれはもしかしたら週末だったからかな。しかも寒い。
つい1ヵ月前までは海で楽しんでいたのに、ここに着たらもうダウンコートの季節になっていました。


ブラブラ。

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ブラブラ。(やる気のなさを感じる写真)

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歩いていると、スウェーデンの若者達でごったがえすシンプルでいかにも北欧らしいカフェで休憩。
すると一人の男が日本語で話しかけてきた。クルド人でした。前に長いこと日本に住んでいたそう。
しかもNHKテレビ英会話のテキスト巻頭ページで紹介されたと、その本を広げてこう言った。
「今晩うちでパーティーしよう。長旅の疲れを癒しにおいで。日本の写真もみせるし、ごちそうもする。」

ところが私にはそれが悪魔のささやきに聞こえたので、旅友に嫌だとこっそり目配せした。
旅先で知り合った見知らぬ人の、しかも自宅に行くなんて冗談じゃない。変な薬でも打たれたら大変!
親切心と下心は判断が難しいところなんですけどね。悩んだ時は安全パイをとるのが妥当でしょう。
いずれにしても私たちの旅は「世界ウルルン滞在記」ではありませんので、ウルルンなんかしない。



あっという間に夕方。

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泊まったユースは、世界中にあるユースホステルの中でも有名な「af Chapman」。
100年前に海軍の練習用帆船として建造された船を利用したホテル。船室がホテルになっています。

残念ながら満室だったので、別館、屋根裏部屋の男女ミックス20人部屋に泊まりました。
ベットが等間隔にズラーッと並んでいるその様はまるで修道院みたい。すごい!と思わず口に出た。
私と旅友は離れたベットをあてがえられましたが、そういうのもあまり気になりません。
男女ミックス部屋も安宿にはよくあることで、これも全然平気。イビキさえ聞こえなければ。

旅友が「変な音が聞こえるから怖い」というので、彼女のベットの方にいってみると、長い髪の毛の男性がたわしみたいなブラシで髪をとかしていたのですが、確かにゴリゴリとすごい音がしていました。
ストックホルムのゴリゴリ男」として、旅友と何度も繰り返し語った思い出話です。


写真奥に、船が見えます。あれがホテルです。
私たちの泊まった別館には大きくて清潔なキッチンがあるので自炊ができます。(既にオール電化でした)

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この↑写真は朝、ユースの裏手にある黄色い落ち葉の敷き詰められた小さな林を散歩しているときに撮りました。その後、遊歩道の落ち葉に混じって結婚指輪みたいなのが落ちているのを見つけました。
袋にいれて「ゆびわ」と書いて木に吊るしておきました。


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この鉛筆の先みたいにどこまでもとんがっている建物がストックホルムのイメージです。大体こんな感じ。

あと国鉄はものすごい清潔です。2等車でも1等車並みにきれいで、ああいうところにも国民性を感じます。
スウェーデンも完璧に流暢な英語を話します。
あ、あと古着屋でシャツを買いました。(すごい個人的な話だけど)


ストックホルムの思い出といえば、これくらい。本当に観光たるものをしないに等しかった。
だから良い悪いと判断することはできない感じです。


8月の短い夏は、大きい花火大会で賑わってすごいキレイらしいです。夏に訪れた友達が言ってました。


さよならストックホルム