世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

アエロフロートとモスクワ空港

まず反省点から。

ほとんど画像がありません。。

なぜなら、当時よく、日本人はいっつもカメラぶら下げてパシャパシャ写真ばっかり撮る人たちだよね、と
口々に言われていたので「そういうステレオタイプな日本人に見られたくない」と反発していたのです。

かっこつけてたんです!!

バカだねーーーーー。ほんとにおばかチャン。
後日、死ぬほど後悔しました。
このブログに載せようと思う時なんかよりずうっと前から、これについては後悔しまくりです。
今なんか人目をはばからず、撮りたかったら平気で撮るんだけどな。(TPOはわきまえてね)




■検証-アエロフロート
本当に悪い噂しか聞かない恐怖のアエロ。もちろん初めて乗りました。
ローマからモスクワ行きはロシア人が大半を占め、若干のイタリア人、アジア人は私のみ。
プチな機内はモーレツに寒かったので、毛布にすっぽりくるまって過ごしました(いつもそうだけど)。
気のせいだと思いたかったけど、本当に寒かったんです。

そして機内食の準備が始まる。
どうせお肉かお魚の2択しかないだろうと思って、ロシア人のスッチーに「お肉下さい」って言ったら、
「肉も魚もない」と言われた。
じゃあ何があるのかと聞いたら、なんと英語が通じない。

イタリア人だって困ってんじゃないのー?なんて思って見ていたら、これまたみんな流暢なロシア語を喋っている!いずれにしても英語が通じない飛行機なんて生まれて初めて乗りました。驚き!

しかも椅子の背中部分に「A-71」と書かれた座席プレートがはめこまれていたんですが、
その字体がどうみてもメイドインニッポン。
外国ではArial、日本はゴシックとか、それぞれ使うメインの字体ってあるじゃないですか。
そのプレートの字体が明らかにゴシック体なんです。

ということは、おそらく廃棄された日本の飛行機の一部を買い取って再利用しているってことですよね。
さすがアエロフロートって思いました。

機内食は結局じゃがいものソテーみたいなのが出てきて(勝手に置かれた結果となる)
寒さでブルブル震えながら
墜落することもなく
3時間くらいで無事モスクワへ到着しました。
あんまり乗り心地は良くなかったですね。近距離なら問題ないですけど。


■検証-モスクワ空港
全然、あやしくなんかなかったです。
私が着いたのは確か夜の9時くらいでしたが、確かに人気もなく閑散としていました。
でも噂に聞くような閉塞感なんて全くなくて、国際空港とは思えないような静けさでした。


そう、この静けさがポイント。


モスクワはすごーーーーーーーく、静かなんです。雪のせい?それだけじゃない。

イメージ 1



友人と友人のお父さんが空港まで迎えに来てくれていました。これから数日間はそこのお宅にご厄介となる。
イタリアで出会った友人だけに、オールイタリア語で数日過ごさないといけません。
ちなみに家族はイタリア語を話しません。
私もイタリア語と英語をミックスして巧みに使い分けるなどという高度な技は当時は持ち合わせておりません。

その頃はまだつたない会話しか出来なかったし、私は大体そうなんですが、深夜12時を過ぎると完璧に思考回路が停止し一切の言葉が出てこなくなる。これをモスクワで行うってことはそれなりの試練みたいに感じました
(逃げ場が一切なくなる)。
だから疲れるだろうなと分かって行きました。
なぜならそれ以上に好奇心の方が強かったからです。

雪がチラついていました。
一面真っ白でした。
空港の外に出たら、ズキズキとした冷たさが顔を刺しました。