世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ネコは外国語(音)を使い分けるか

イメージ 1イメージ 2イメージ 3 コレは犬です

先日映画を観に行った時、ちょっと離れた隣の席に座っていた男女が、ずーーーっとヒソヒソ話をしていました。
すごく耳障りだった。
こういう時、外国の人は苦情を言葉に出すのではなく「シィーッ!!!」っていうふうに抗議するんです。
なので私も耐え切れなくなったので「シィーッ!!」って言いました。
(席が離れていたので直談判ができなかったから)

そう言われたら普通は、静かにしなくちゃとか思いますでしょう?

しかしその二人は『全く反応を見せなかった』のです。

彼らはそれどころか、堂々と携帯を開け閉めし、暗い映画館の中でその液晶画面をこうこうと光らせていたんです。日本人でそこまで非常識な人っていないような気がする。ともすると外人なのかも、って思ったら案の定
○○三千年の歴史の国の人たちでした。

問題は次です。

「お国によって、この派生音(シー)は理解されないのだろうか」

~シーという表現が万国共通だと思っていたのは、ただの思い込みなのかもしれない~





私は昔、ある実験を試みたことがあります。

ターゲットは猫サマです。
みなさんが野良のような名前もない猫サマらを呼ぶときは何ていって呼びますか?

「チッチッ」

って舌打ちをしますでしょう?

でもこれって万国共通じゃないんです。ここからは比較論。


< 日本猫 >
日本の猫サマは「チッチッ(舌打ち)」で100%振り返るか、ピタッと足を止めるはずです。
そうしない猫サマは殆ど老衰されていることが予想されます(かわいそうに)。


< 欧州猫 >
ところがヨーロッパ生まれの欧州猫は、次の音に反応します。

「プスプス」=puspus

破裂音です。

・日本猫 チッチッ
・欧州猫 プスプス


じゃあ欧州猫に「チッチッ」(日本風)で呼びかけたらどうなるんだろう。
ある日私は実験をし、近所をさまよう欧州猫にそれを試してみました。


すると、欧州猫は完全無視!!!!

逆に日本猫に「プスプス」(欧州風←・・・カレーみたいですね)と呼びつけてみたら、こちらも完全無視。
振り向きもせずノロノロと遠くへ行ってしまいました。


ということは、人間にはそれぞれの言語があるように、猫サマにも「外国語(音)」って存在しているのかも。
「言語」だったらそりゃー聞きなれた言語しか理解しないのは当然です。カトリーヌなんて名前をつけたらその言語に次第に反応するようになるだろうし、太郎ならそのうち自分が太郎と呼ばれることで、限界はあれど人間と同様にある程度まではマスターするでしょう。
ここで言いたいのは「音」っていう反応のことです。


もしこの仮説が正しければ、映画館での三千年の歴史の人達も「静かにね」という意味を表現する別の音を持っているのもしれないって思ったんです。
そして独自の表現を猫サマ世界と同じように持ってるかもしれない。
例えばこんなふうに。


<「静かにしてよ」の表現>

・日本  シー
・三千年 プー(あるいは他の音)

今度どこかで実験してみよう。
でも恥ずかしいから誰か実験してみてください。

え?そういう問題じゃないって?シーが理解できないじゃなくて国民性の問題?

その結論は、ここではシーですよ!



(追伸)
イタリアの男性は名前も知らない通りすがりの女性を呼ぶ時、まれにこの欧州猫を呼ぶかのように「プスプス!」とからかいます。あれを言われると無性に腹が立つんです。「私はプッシーか!!」ってな感じで。