この前、「マンハッタン」という映画を観たのだけれど、その時に17歳の女の子が42歳の彼にハーモニカをプレゼントするシーンがあった。
それを見て驚愕の過去を思い出してしまった。(人が聞けば別にたいしたことではありません)
小学校2年生の時に、音楽発表会なるものがあり、私はハーモニカの役でした。
一生懸命けなげにフーフー練習してね、そりゃあ頑張ったんですよ。
一生懸命けなげにフーフー練習してね、そりゃあ頑張ったんですよ。
当日、体育館は親子でいっぱい熱気ムンムンになり、やれお母さんに抱きつく級友や、しいては孫の顔を一目見ようと訪れたおじいさんおばあさんも溢れるわで老若男女が入り乱れて大騒ぎ。
さーて出番だぞ!というところで・・・。
さーて出番だぞ!というところで・・・。
ハーモニカがないことに気がついた。
どんなに探してもランドセルをひっくり返しても、ない。
気が狂いそうになるほど慌てました。でもハーモニカはどこかに隠れちゃって一向に出てくる気配もない。
みんなは既にステージにスタンバイしているのに、私一人が膝小僧を抱えてうずくまっちゃったんです。
気が狂いそうになるほど慌てました。でもハーモニカはどこかに隠れちゃって一向に出てくる気配もない。
みんなは既にステージにスタンバイしているのに、私一人が膝小僧を抱えてうずくまっちゃったんです。
先生がどうしたのかと聞いてきたので「ハーモニカがない。」と言った瞬間に、泣きじゃくってしまってね。で、先生がすぐに代わりのハーモニカを持ってきてくれたんですけどそれでも涙が止まらなくて、うなだれたまま片手にハーモニカを持ち、片手を先生にひかれながらメソメソとステージへあがったわけです。
えぇえぇ、泣きじゃくりながら吹くハーモニカってどうなるか知ってますか?
えらいこっちゃです!!
もう全てのメロディをぶち壊す勢いです。
それを自覚してくるもんだから、更に涙の勢いは止まらず、じーちゃんばーちゃんパパにママ(byドリフ)の前で強烈な号泣ハーモニカだったんです。
もう全てのメロディをぶち壊す勢いです。
それを自覚してくるもんだから、更に涙の勢いは止まらず、じーちゃんばーちゃんパパにママ(byドリフ)の前で強烈な号泣ハーモニカだったんです。
ルルルラララ~「ヒューッ!!」リリリ~「ピィーー!!!」 ま、そういう感じです。乱れたララバイみたいなもんです。
あんな屈辱、子供の私には相当応えたので立ち直るまでにはかなりの時間を費やしました。だから今でも嫌いです。ハーモニカって。
安心下さい。翌年の学芸会では「マハラジャ」というインド舞踊みたいなやつを踊り、立派にセンターを務め上げましたからね。いまいましい楽器を捨て、体を使うことを覚えたわけです(笑)。
日々是精進。
シーユー。