世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

カール・シュミット/ノイエギャラリー

たまたま訪れたノイエギャラリーでやっていたのがこの「ヴァン・ゴッホ表現主義展」。
そしてここは基本的にドイツオーストリアの絵画を主にコレクションしているとのこと。どーりでドイツ語の名前や画家が多く目につくわけだ。

ところがこの企画展、おもしろいのです。
とりわけ私が立ち止まってしまったのは、カール・シュミットというドイツの画家。
初めて観ました。いや、もしかしたらこれまで何度か違う作品を観てきたのかもしれないけど気付かなかったのか。とにかく詳しい事は分かりません。でもじんわりときちゃったんです。

残念ながら素材がないので一番良かった絵をご紹介できませんが、どんな雰囲気の絵だったかはチラリとお見せすることができます。以下は全てカール・シュミットの作品です。

Afrikanisches
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SpringTime

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GateAway

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何がよかったのか。
惹き付けられる理由は何か。

いろいろです、いろいろ。チャッとしたところとか、グイッとしたところとか、バンってしてるところとか。・・・なになに?余計分からない?
人のいう事というのは往々にしてよく理解ができないものです。だからこれもそれと一緒です(強引!)。

わたしがこの人の絵の前で陶酔していたとき、一緒に行ったうちの一人が近寄ってきて同じようにじっと絵を鑑賞していました。しばらくして一言。
「いい。」と言いました。
「うん。」と返しました。
この短い会話だけで、良かった理由は語らずして完了してしまうものだったりします。

Taunusfruehling(これいいなー)

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世紀をこえた画家と現代のちっぽけな自分がどこかで繋がりあえる共通点を見出せる。
それはとっても不思議な偶然だなぁと、常々思うわけです。
そして、何かを形にして残すというのはつくづく偉業だなとも思っちゃうわけです。もし私がへんてこなドールハウスを作ったとして(作らないけど)、私の死後にそれを誰かがみて「き、奇跡だ!」って言うかもしれないじゃない?世の中何があるか分かりませんからね、何か作ってみようかなー。
(注:鶴も折れません。)

他にもノイエにはたくさん、たくさん刺激を受けるような絵がありましたので、リンクを貼っておきます。これをみるとすぐにまた行きたくなってしまうので、私は詳しく見ていません(本当です)。ここのギャラリーはもはやNY旅行の大きな思い出です。



あのね、                     無理なくかっこいい              んです。


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Neue Galerie New York
1048 Fifth Avenue
New York NY 10028

* Closed Tuesday and Wednesday