トルコで一勝4敗しているホテル事情については以前お話したとおりですが、今回は5度目にして大当たりのAirbnbに巡り合いました。
場所は新市街にあるシハンギルというエリア。
空港シャトルバス発着のタクシム広場に近く、私たちの大好きなカラキョイというエリアも至近、またここはおしゃれなバーが多くトルコ人もお気に入りの界隈なんだとか。坂道が唯一の難関だったけど、いろいろ考えてここに決めました。その理由はこのあとに。
トルコのAirbnbは鍵BOXがアパートの玄関の外にあり、暗証番号で開けて受け取るセルフチェックインを導入しているところが多いみたい。なので大家さんと対面することがない。前回泊まったところもそうだった。
お部屋は4階でエレベーターなし。パリと同様に古い中心部の家はそれが一般的。狭い螺旋階段をのぼってたどり着くときれいなリースが飾ってある扉のお部屋があり、(問題なく)鍵で扉を開けて入ると、玄関には上着掛けや靴置き場が備えてあり好印象。玄関前のスペースも広くて余裕があり感じがいい。
今回は2ベッドルームあるお部屋を選んだのでとにかく広い。でもここの目玉はなんといってもお部屋から見える景色なので、さっそくリビングへ向かうと。。。
!!!!!
わーーーーーー!!!!!
なんと美しい絶景。。。。
まさかこんな雪景色のイスタンブールを拝むことができるとは。。。感動。
坂道の界隈を選んだ理由はこの絶景にありました。そしてこの風景をみるためにこの部屋を選んだのですが、想像をはるかに超えていました。
雪が降るイスタンブールの街並みと冬景色がこれほど美しいとは。。。
ここで毎日過ごせると思うと来てよかったと心の底から思いました。
さっそくルームツアーします。
リビングダイニングスペース。
寝室1。狭いけどさきほどの絶景側にあるお部屋なので景色が美しいです。
シッティングスペースもあり。
美しい小タンス。
しかも暖炉もあります(心配なので使わなかった)。
もともと「ボスポラス海峡の見える家に泊まってみたい」と言い出したのが友人だったため、この特別室は彼女に譲りました。
寝室2。建物の通り側に面しているので絶景は見えませんがお部屋は広いです。
この部屋は私が使いました。
キッチン。フル装備で完璧だった。お料理したくなるほど(腕前はないが)。
バストイレ。
玄関。
玄関前のスペース。
ヨーロッパのおうちって玄関前のスペースを広めにとってあることがあります。お客さんを迎えたり最後身支度のチェックする場所なだけでなく、この家のようにクローゼットがあったり本棚が置いてあったりすることも多いです。
かなり広めのリビングダイニングに絶景がみれるサンルーム付き、2ベッドルーム、キッチン、バストイレ。なかなか大きいアパート。二人で割って4泊で一人30,000円程度でした。ホテルより絶対いい。
また、セントラルヒーティングのためアパート全体が常にあたたかい。生粋の寒がりとしては帰ってきた時にこのあたたかさに気持ちがほぐれるようだった。日本もこうだったらいいのにと心の底から思う。
この時まだ午後の4時くらいだったので、荷物を置いてさっそくスーパーに出かける。
シハンギルというこのエリアはこういう坂道の階段も多し。でも全然苦じゃない。
近所のスーパーがそこそこの品ぞろえだったので十分に欲しいものが手に入る。なんならおみやげもほぼ買い終わる。また、水や牛乳、パンとかヨーグルトなど朝ごはんになるものを買い、帰り途中にあったオーガニック食品店でトルコワインを買った。
そして荷物を置きにまたアパートに戻り、そのあとタクシム広場へ出て夕飯を。
このあと雪が容赦なく降り続け、雪が顔や全身に張り付いてすっかり濡れる。
一応傘もあるけど誰もささないし、めんどくさいので私もささない。
そのために帽子をもってきたし、上着のフードをかぶればいい。
ただ、分かってはいたはずなのにジーンズを履いてきて大失敗。
雪でぬれて全く乾かないまま食事したので体が冷えて仕方がなかった。
夕飯はここで。お部屋から歩いて10分くらいかな。
友人がメゼというトルコ料理の前菜盛り合わせを食べたいというので、ショーウインドウに行って選ぶのをお任せし(この頃わたし猛烈に疲労困憊中)、でてきたのがこれ。
見た目どぎついピンクのものがありますがこれは多分赤キャベツかビーツの天然色。マヨネーズ料理は普通だったけど、正直全部おいしかった。手前の赤いのはトマトだったと思います。
メインはトルコ名物のケバブを食べることに。お肉の種類は友人に決めてもらい「羊のケバブ」と言っていたのに私が「オール盛り合わせ」と聞き間違えたみたいで(日本語なのにどうやってこんな聞き間違いしたのか自分でも謎!!)お肉メニューで一番高いやつきた(笑)。
ところがこれが絶品で。
チキン、羊、牛それぞれの炭火焼とキョフテという挽肉のハンバーグみたいなやつが一口サイズになっている。トルコでは味付きピラフも付け合わせの一部。疲れていたけど美味しかったし、日本を出てやっとまともな食事だったのでなんだかんだ言って二人でしっかり食べた。
唯一残念だったのがこういうレストランではお酒が飲めないこと。そもそもメニューにない。
このお店は友人が前回トルコで買った絨毯のクリーニングをお願いしに青山にあるトルコ絨毯屋へ行った時にそこの店主から教えてもらった場所で、とてもまともな正統派トルコ料理レストランでした。地元の人が多く訪れており、落ち着いて食事ができたのでとてもよかったです。普段着でOK。
老舗っぽい。
奥に行くとドーム型の屋根があるフロアがあったらしい。
ずいぶん昔のるるぶに載った記事がパンフレットの一ページまるまる使って誇らしげに掲載されているのをみると、日本人に知ってもらうことを喜んでくれているようで胸が熱くなる思い。日本を好きでいてくれているというのは嬉しいものですね。
さて、帰ります。
寒そうにしていた私を気遣い友人が先にシャワーを勧めてくれて入ったものの、お湯の温度が安定せず、熱くなったり冷たくなったりで給湯器の性能がいまいち。
そのあと友人もシャワーを終え、さっきのお店でお酒が飲めなかったので、買ってきたオーガニックワインで家飲み。
正直トルコのワインはそこまで美味しくないけど、またこの絶景を見ながら飲むのが本当に幸せだった。もう雪がやんで遠くアジアサイドまでくっきり見える。外が寒い季節なのでよけい夜景がきれいですね。
というわけで、初日終了。
私たちはこの絶景が見えるアパートをとにかく気に入りましたので、このあともしょっちゅう登場します!