トルコのイスタンブールを初めて訪れたのが2014年。トルコ中央部にあるカッパドキア、内陸から離れてパムッカレ、海沿いへ移動しカルカン、フェティエ、そして最後にイスタンブールを訪れました。気球に乗り、平野を駆け、丘をひたすら登り、海水浴で荒波に打たれるなどまるで野生児のようにトルコを駆け巡る大冒険の旅となりました。
トルコ航空が大変気に入ったため、その後もトルコ航空は何度か利用しました。メリットを生かし、ヨーロッパ旅行の帰りにトランジットで何度か日帰りでイスタンブールを堪能したり、三日前に思いついてチケットを取って訪れたりしたけれど、いずれも当時はチケットが本当に安かった。ヨーロッパなら13万円~15万円で、イスタンブールなら6万円程度で行けた時代でしたが、今それが可能なのは中華系しかありえないわけだから世知辛いものだと思う。
さて、そんな愚痴は置いといて、2025年の2月にイスタンブール6度目の訪問をしてきました。今回も前回と同じ友人との二人旅です。私としては誰かと海外に旅行するなど本当にめずらしいこと。この友人はもう長い付き合いで、しょっちゅう飲みに行って醜態もさらせば愚痴も垂れあうし、同じジムに長年通ってすっぴんも見せ合う仲なのである意味気心が知れている上に、親しき仲にも礼儀をもって一定の距離を暗黙に尊重しあうことができるため、ずっと一緒にいることがさほど苦にならないように思う(私には特に優しくしてくれるような気がする)。
そんな友人が前回のイスタンブールがとても楽しかったから、もう一度おかわり旅行をしたいと言い、ちょうど2月なら連休が取れそうなので冬のイスタンブールを一緒に満喫しにいかないかとのお誘いを受ける。今年の目玉にしようと思っていた南米旅行もまだプランしていなかったし、ちょっといろいろ忙しかったしこないだ行ったばかりだしどうしようかなと思ったけど、今しかできないことを惜しんではならないと思い無理してでも行くべきだと思って決めました。
私たちが今回選んだのはカタール航空。乗り継ぎ便になってしまうけど、最大のメリットは日本発深夜便であること、現地到着が午後早めであること、帰国便が友人の仕事の都合にちょうどよかったこと、値段が安いこと、人気航空会社ランキングトップ3にいつもランクインしていることが決め手となりました。
成田発!
思えば二年前、雨による冠水で成田全方位ブロックされて空港にたどり着けず飛行機に乗れなかったという悪夢のようなトラウマも、近頃は京成ライナーで上書きするようにしています。
今回Webチェックインができなかったので、仕事を早めに切り上げて(この日は在宅)いそいそと空港へ向かう。自称「空港不安症」な自分は、海外の場合空港到着は3時間前、なんなら4時間前でもいいと思っている。過去にいろいろやっちゃってるので「移動で慌てる」というのがとにかく苦手で苦手で苦手です。だから、Webチェックインができないとなると長蛇の列も考えられるため、頑張ってできるだけ早く行く。座席はできるだけ前よりの通路側を事前予約済なので安心(事前予約できないと地獄を見るよ)。あとはのんびりゆっくり空港で過ごせばいい。
さて、友人とチェックインカウンターで待ち合わせ。私のスーツケース9Kg。友人のスーツケース20kg。なんでもうそんなに重いの??と聞くと、なんかいろいろ持ってきてた笑。
飛行機に乗ると、離陸の時はなぜかいつもすやすやと爆睡してしまう自分(一仕事終えて安心しているのだと思う笑)。そのあとカラムーチョを食べていた隣りの青年が何度もぶつかってくるので(怒)寝ることをあきらめ、映画を二本観ました。一つは知り合った夫婦が殺人鬼だったというもので、脱落せずに最後までちゃんと観終えました。
ドーハ空港はいつも賑やかで本当にいい空港。
いつもここに来るとなぜかホッとする。

シャネルのインスタレーションがめちゃくちゃかわいかった!

免税店がある空港はハイブランドが利益を上げる重要な拠点。だからプロモーションにもお金かける。免税店は円安の昨今日本人にはメリットゼロ。一番安いのは日本国内の(成田あるいは羽田)免税店であるという私たちの結論。


今回は出発で一時間遅延し到着が遅れたものの、トランジット3時間30分取ってあったのでなんの弊害もなくスムーズに乗り継ぎできました。ここからは5時間足らずでイスタンブールです。
以前もカタールでイスタンブールに行ったことがあるけど、そういえば2年前にブラジルに初めて行った時もカタール航空(南米のJALラタム航空の共同運航)を利用したことを思い出しました。ブラジルに行く時は何度も乗り換えたので、当時の日記には「さすがのカタール航空も4回も乗ると飽きる」などと生意気な発言が残っていました。
イスタンブール空港は前回お伝えのとおり移転して新しくなっていて、ここから市内に移動するのは結論「空港シャトルバス」が楽だと思う。前回2024年は地下鉄で移動してみたけれど、乗り継ぎの移動距離がまあまああるのと地元の人が駅に溢れていたりするのでシャトルバスに乗りっぱなしの方が楽だと思います。
乗り場はターミナルの外にあるので、Havatabusというサインを見つけてその通りしたがって行けばよし。チケットは予約不要、乗車前に運転手さんからカードで買えるのでめちゃくちゃ便利。移動時間は1時間30分とあるけれど、渋滞なければ45分くらいで新市街のタクシム広場まで連れて行ってくれます。
istanbul-international-airport.com
Havasitというのが空港シャトルバスを運営している会社。時刻表はこちらから。
Havaist | İstanbul Havalimanı’na Konforlu Ulaşım
到着した日のタクシム広場。雪が舞っているのが分かりますか。

思い出すなあ。。ここで迷子になって途方に暮れたあの冬の日のことを。。。
今回のお宿もAirbnb。タクシム広場から徒歩圏内だったので、20Kgの荷物を持っていた友人にはがんばってもらい歩いて移動。イスタンブールは坂道が多いけど、タクシム広場は丘の頂点にあるので今回は下り坂のみ。迷わなければものの5分という近距離でした。
さて、いったんここで切ります。
このあと絶景が待っています。
ここを私のアナザースカイにしたくなるような絶景です。
お楽しみに。