世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ヴィレッジ・ヴァンガードの時代(再)

 

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初めてのニューヨークは、とにかくジャズクラブに行くことと美術館を歩きまくることだけが目的だったから、毎日毎日朝から晩まで歩きまくって、本当にめまぐるしかった。

 

ジャズクラブは日本にいればガイドブックやネット検索で定番のお店しかヒットしないけど、実際に現地に行ってみると至るところで名の知れたミュージシャンがライブをやっていて、あまりにもの情報量に「これではリサーチが全然追いつかない」愕然としたことを思い出します。当時好きだったインディア・アリーのライブなどもやっていて大変興奮しました。行きたかったけど予定があわなくて大変悔しい思いをしました。

 

 

ジャズクラブは二軒行きました。

一軒は老舗、もう一軒は最新のお店と決めていて、ここはそのうちの一軒。

老舗といえばブルーノートは有名だけど、観光客に媚びずに昔ながらのスタイルを守り続けているヴィレッジ・ヴァンガードを選びました。地下にあるライブハウスはものすごく狭くて、ステージと観客の距離がほとんどなく、お店の人もテキパキと動いている感じで、始まる前はすごくワクワクしたのを覚えています(ワクワクって死語?)。

 

 

 

この記事を今読み直すと、当時は本当に今以上に全てのことに興味があって、時間さえあればとことんガッついていろんなものを吸収しまくっていた時期だったなあと思い出し、そういう時代があったからこそ今の自分が形成されてきたという強い自負があります。

 

ヴィレッジ・ヴァンガードの他にもスモークというジャズクラブにも行きまして、そっちの方が好みだったけど、なぜかいつも思い出すのは雨が降るグリニッジ・ヴィレッジを歩き、騒がしいトランペットカルテットに耳を痛めたあの夜のヴィレッジ・ヴァンガードなのですね。

 

2007年。6月のニューヨークです。

 

 

beabea-journey.hatenablog.com

 

現在はまだコロナの影響かライブ配信のみっぽいですね。また、オフィシャルメールアドレスのドメインgmailってところが笑えますが、そんなところもやはり愛着を感じてしまいます。

 

https://villagevanguard.com

 

 

また、ニューヨークには買ったばかりのカメラを持って意気揚々と撮りまくったら、かなりの確率で手ブレしていたという悲しみの結果となっています。だから写真があまりありません。