ロビー・ウィリアムスはもはや第二の青春と言っても過言ではありません。
当時持っていたCDは海賊版だったからアルバム曲が全部入ってなくて、日本に帰ってきてから改めてベストを買いました。
当時CDはヨーロッパではそこそこ高くて買えなかったから、路上のアフリカ系不法移民から海賊版を買う、というのが我々の日常でした。そしておおかたの場合、全曲収録されていることはなく3曲くらいしかなくてがっかりするのです。安かろう悪かろうの前に全てがイリーガルです。
今思い返すとほんと笑える。
ロビーウィリアムスってちょっとお騒がせな人で、空港で報道陣の前でお尻出したり中指立てたりFワード連発でどうしようもない悪ガキだったんだけど、歌がうまくて表現力があってめっちゃくちゃカッコよかった。あの頃ラジオをつければ彼の歌を聴かない日はなかったほど。
好きな曲はいっぱいあるけど、やっぱりこのライブは伝説だと思う。
クイーンの映画のラストに匹敵するほどの一体感。
何度見てもジーンとくるし、なんか羨ましいなあってすごーーく思う。
日本人に生まれたことが少し残念だと思うのはこんな時だったりする。
先日ロビー・ウィリアムスとジェイミー・カラムがデュオでクリスマスソングをリリースしていました。こんな風に世代を超えた先輩後輩同士が一緒に音楽をやるっていうこと自体とても心が温まる話だし、つくづくイギリス人は音楽と切って切り離せない人たちなんだなあって思います。しかも過去の人間を勝手に葬り去らない。永遠にその当時の歌手を愛し続け、尊敬し、語り継ぐ。そういう文化なんでしょうね。ひとたび愛されたバンドあるいはシンガーはずっと継承されるあたりにイギリス人の音楽愛を感じます。つい先日もまだスパイスガールズの話をしている若い人(ハリー杉山さんです笑)を見て、いやあすごいなあ。。。ってほんとに思いました。
そういうイギリス魂、嫌いじゃなくてむしろ大好きです。