世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

モディリアーニ(とVIRONのバゲット)

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モディリアーニ(伊人)と妻ジャンヌ(仏人)の物語展」というのを観ました。渋谷にある文化村ザ・ミュージアムでやってます。6月あたまくらいまでやってるみたいです。


アメデオ・モディリアーニという画家はマストロヤンニもびっくりするほどのイケメンです。
(観てないけど最近の映画ではアンディ・ガルシアが役をやってます。)

モディリアーニよりも、ジャンヌ・エビュテルヌという妻の絵がメインでした。
エビュテルヌは21歳と若くして自殺を遂げてしまうのですが、その21年の間にこれだけの絵を残したとは全くもって驚きです。才能のある人ってすごいなー。
静物画はまるでセザンヌの如く、人物の配色はまるでゴーギャンの如く。
その後、色情男(モディリアーニ)に出会ってからはスタイルが大きく変化していくのも興味深い。

絵も楽しめましたが(大半はスケッチ)、二人の人生を分かりやすく展示していたので堅苦しい本を読まずとも理解できるエビュテルヌとモディリアーニの人生って感じでした。
でも・・・そんな情熱的な人生を知ってしまったら・・・「お部屋には飾りたくない」って思っちゃった!
(こんなこと言ったらなんですが・・・怖い夢をみそう。シッ!ここだけの話ね。)


そんな背景は全部無視してモディリアーニ肖像画をみると、
ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」のヴィーナスを彷彿させられます。
どこかしら宗教画的なエッセンスを感じるんです。
そう思うのは多分私だけだと思います。。。



1900年代初頭に活躍したモディリアーニピカソディエゴ・リベラとも交友を重ねています。
なんかいいですね。
ちょっと興味が湧いちゃったので、「モンパルナスの灯」という映画を観に行こうと思います。
GWに期間限定でやっていたらしいのですが、アンコール上映で5/19(土)からまたやるそうです。
チケットの半券を持参すれば1,000円で観れるらしいです。

「モンパルナスの灯」1958年フランス
監督 ジャック・ベッケル
主演 ジェラール・フィリップ、アヌーク・エーメ、リノ・ヴァンチュラ
会場 渋谷Bunkamura ル・シネマ


この美術展を観に行った時、用事があってお出かけした帰りで服装がお姉さんスタイルだった為、渋谷はとても居心地が悪かった(いつも居心地悪いけど)。

(おまけ)
文化村の前にVIRONというパン屋があります(2階はレストラン)。ここのバゲットはかなり美味です。
塩分たっぷりのとろけるバターとたっぷりカフェ・オレのフレンチスタイルで食べてもよし、濃厚なおかずとあわせて食べるもよし、要は限りなくフランスに近い味のバゲットがあるので、お立ち寄りの際に思い出したらついでにどうぞ。