世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

トレド事件簿②

「パンフおじさん」からようやく逃れ、トレドを後にする。
後にする。
後にする・・・・途中で事件は起きた。

【トレド事件簿②:世界遺産おじさん】

これはトレド市街から駅方向へ抜ける道。見てお分かりの通り城壁に囲まれている町なので、駅はそこを超えたもっと遠くにあります。前を歩くは旅友。

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「しめしめ、不二子ちゃん(旅友:仮名)の後ろ姿でも撮ってやろうかな。」と思い、この写真を撮った直後、わたしの後ろになにやら人の気配が・・・・。

くるっと振り返ると、おとこの人が30mくらい離れたところにいて、こっちに向かってゆっくり坂を下ってきます。視線は当然こちらに向けられています。
すぐ前を向きなおし、カメラとカバンをしっかりと押さえながら足早に旅友のほうへ急ぎます。

他には誰もいません。
旅友、私、おとこの人。
辺りは上の写真の通り。ガラーンとしてシーンとしています。聞こえるは鳥の声のみ。

ちょっと、怖い。

で、また振り返ると・・・・・・・・・・・・・・・・・。



おとこの人!!!

「キャーーーーーーーーーーーーー不二子ちゃーーーーーーん!!!!」

私、(足は遅いけど)走る走る。旅友のところへ走る。
旅友も気付いて一緒に走る走る。
くるって振り返ったら、追いかけてはこなかったけど、遠くでまだ・・・でした。
ついにきましたよ、チ・カ・ン。

それがですね。
この話をプラハを旅した達人に以前語ったら、なんと達人もトレドに行って、同じ場所で同じ体験をしたんですって!!!!!驚き。ってことは、他にも被害者は絶対にいるはず。

「おとこの人」よ。ユネスコに登録された世界遺産ってあなたの事なんじゃないの???
日曜日23:30の「世界遺産」にいつか出てくるかもしれません。。


アディオス、トレド。
君の想い出はパンフおじさんと世界遺産おじさんしか、残念ながらないのでござるよ。

(おまけ)
トレド駅そばの公園にあった家。

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画像じゃちょっと分かりにくいのですが、「トム・ソーヤの家みたい」って思っちゃいました。
こんな言い方もふさわしくないかもしれませんが、素敵でした。
だって全部木で出来ていて、木の中にあるんですよ。シロアリ問題は深刻そうですけど(゜m゜*)