世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ちょっとした自己努力

このところ飲み会の機会も増え、久しぶりの友達と会ったりもしているのだけど、「この先なにを目標にして生きていったらいいのかがよくわからない」という悩みを3人から聞いた。身近で3人がそれぞれ同じようなことを口にするものだから、これはこの年代にある由々しき問題なのではないかと思った。

 

率直に話を聞いてみると、そのように話す人たちはいくつかのタイプに分類されるような気がする。ある程度キャリアを積んでやることはやりきった「燃え尽き症候群タイプ」、無趣味仕事一筋の「バリキャリタイプ」、今がよければそれでいい「今を生きるタイプ」などが最近になって、早く死にたいだの目標がないだとの言い始めるような傾向があるように感じた。ある程度時間に余裕が出て来た人たちがそのようなことを考えるのかもしれない。もちろん全員があてはまるわけではなく、けして彼ら彼女たちが悪いという意味でもないことは語弊のないように言っておきたい。

 

 

最近、若い時とそうでなくなる時のはざまにいて思うのは、仕事を全力でやれてる時はただ忙しくて時間に追われてストレスにまみれつつ、人脈は広がり交友関係が増えそれなりに楽しいことも多くあるし体力もあるから十分ついていける。その時間は大切にすべきだし、その人脈がのちに友情に変わることもあるから(ある程度は)真摯に向き合って行くべきだと思う。でも、そのうちの多くは会社という看板を背負っているビジネスとしてのつきあいでしかなく、Facebookに送られるhappy birthdayのほとんどは、仕事でのつきあいがなくなればどれだけ減っていくことだろう。おそらく駆け抜けている間には気づかないそれらのことに、ふと気付いた時に自分の存在価値を不安に感じる人も実は多くいるような気がする。ある意味それは、仕事依存症と言ってもいいのかもしれない。

 

また、何に対しても関心ごとが少ない無趣味の人たちは友人の中にも何人かいて、事あるごとに将来が暗いという話になってしまいがち。人生は「何に時間と労力を費やしたのか」の結果という名言をこないだネットでみたけど、それがするっと言葉にでてこないようであれば、やはり今後どう生きていきたいかを考えてみるべきタイミングが来ているような気もする。自分の人生は自分のものなので、やっぱりまずは自分がそれを考えるべきだし、どんな生き方だってかまわないのだと思う。結局何をやっても不安は誰にでもついてまわるものなのだから。

 

 

必死になっている時代は、自分も同じように同じ時間と空間を共有しなければならないと思い込む。でも、ふと足を止めて周りを見た時にみんなが同じ歩調で走り続ける必要はないということに気づく人と気づかない人の大きな違いが、きっと人生の目標を失うという結果につながるのかなあと思った。それを世の中はミドルエイジクライシスというやつなのかなあと思った。

 

 

 

 

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えらそうに語っているけど、じゃあ自分は一体何に人生の何に時間と労力を費やしたのかというと、ソロ活に尽きる。ソロ活があるからこそ他人とうまくやっていけるという絶妙なバランスで生きていて、他人とうまくやることよりも自分が第一優先なので、知らずにご迷惑をおかけしていることもあるかもしれない。日々の中に必ず音楽やラジオは共存しているし、映画をみて本を読み美術館が好きで、写真を撮って各国を旅行する。ほぼこれに時間と労力を費やして来た。そういう小さな積み重ねが自分を作り上げて来たと思う。自分はどちらかというと、年齢を重ねるごとに穏やかになってきているような気がする(気がしてるだけかもしれないけど)。でもやっぱり落ち込むことだってあるし自己否定感はんぱないので常に自信がない。

 

 

 

生き方に正解はないし、他人を羨ましく見えたとしてもみんながみんないろんな事情をそれぞれ持っているのが人生なので、大なり小なりの悩みもそれぞれ抱えて生きていかなければならいという条件はみんな一緒。

そして、まだ私たちも健康だから呑気にそんなことを言い合えており、もし病気などしたら180度価値観を変えざるを得ないだろうから、楽しく生きていけるような自己努力はある程度必要なんじゃないかなと思った。

 

 

 

今日のつぶやき

アルゼンチン

 

ブラジル

 

アルゼンチン

 

ブラジル

 

どっちかにするか

 

どっちもいくかで悩み中

 

南半球に行く機会なんて今後ないかもしれないからどっちにもいくかも

 

でもその場合はぐるぐる周らずにおとなしくそれぞれ一都市ステイかな

 

 

 

 

ブラジル料理

 

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また…メキシコで食べたあのあずき煮た料理が出てくるかと思うとウンザリだよ!